桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
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ほろ苦い思ひ出と黒川紀章さん(1)

2007-10-15 19:37:31 | エッセイストsakura
記事に書こう書こうと思いながら、バタバタと出かけることが多かったので、今更ですが12日に急逝された建築家の黒川紀章さんで思い出したことを書いてみます。


あくまでも、小難しい建築の話ではなく私の青春時代に絡んだ思いですが。

話せば長いので、何回かに分けて書きます。

今は昔・・・
大学受験に失敗した私は、親元で浪人生活をする自信が無く(甘えて何にも変わらないだろうと思ったんです)、ワガママと知りつつも博多の予備校の寮に入って合格を目指すことにしました。

といっても、極楽トンボの18歳少女にはコレといった将来のビジョンも見えず、見たとしても実力がはるかに及ばないような気がして、得意だった国語、数学、英語で受験できる文系の学部(たぶん哲学科とか言ってたよーな)を志望していました。

生まれて初めての挫折とホームシックで、夏休みまでに体重が7キロほど落ちました。
とはいえ、寮では同じ境遇の友だち(といってもある意味ライバルですので微妙です)もいるし、おデブだったのがすっかり痩せられてちょっとテンションも上がって、自分なりに頑張れてる自信が芽生えておりました。

志望大学(学部)への強いモチベーションが生まれたのも、予備校の夏休みで実家へ帰ったときに、現役で東京芸大に受かった親友と会って話したことがきっかけでした。
彼女のユニークなキャンパスライフの話を聞き、芸術の分野にものすごく興味を持ってしまったのです。
元々、彼女も私も高校時代はずっと芸術コースで「美術」を専攻していたのです。

しかし、在校中は自分の進路にその選択はなかった・・・。

出来るなら、自分がやってみたいという方向へ進みたい。
でも、芸大や美大の受験は特別な準備が必要だし、受験まであと半年しかないのに今更進路を大幅に変えられるのか?
親にはこれ以上迷惑を掛けたくないので二浪は絶対いやだ。

私は夏休み中、無い頭を振り絞っていろいろとリサーチしました。

今のようにネットですぐ検索できるような時代じゃありませんのでね。
受験雑誌だけが頼りです。

そこでこれは私の希望に合うし、死に物狂いでやれば、今からでも準備が可能かもしれないという進路に行き当たりました。

美大系の建築学部です。



黒川さんはまだ出てきませんね・・・(苦笑)


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