桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

X JAPANと私のこと

2007-10-23 19:13:58 | エッセイストsakura

X JAPANが10年ぶり再結成!新曲PV撮影にファン1万人(サンケイスポーツ) - goo ニュース

かねてから噂には聞いていましたが、ほんとに再結成するんですね。

ていうか、昨日がPVの撮影だったということは、はるか以前より準備が着々と行われていたということだし、なんか不思議な気がする。

私にとってXJAPAN(厳密に言うとTOSHIさん)は、私がエッセイを本格的に書き始めようと思ったことに深く関わっている、自分の人生で切っても切り離せない思い出のあるバンド(人)なのです。

今から11年前の1996年、私のエッセイが初めて大きな賞をいただいたとき、その表彰式を含めたパーティーで、ソロで歌うTOSHIさんに出会ったのでした。

そのときはまだ小学生だったトシヤもいっしょにいて、彼のすばらしい歌を聴いてました。

日本を代表するバンドのヴォーカルですから当たり前かもしれないけど、生で聴くとど迫力の歌声!

それ以降、私はすっかりXのファンになってファンクラブにも入会。

(ちゃんと会員証のドッグタグも持ってるしー)

11年前の私もオマケにつけましょう(え、いらない?)

たぶんね、今より老けてる・・・(子育て疲れでorz)

 

その後TOSHIさんとは直接お目に掛かるチャンスはなかったけど、私の書いたエッセイを読んでいただいたり、ドームでのライブに招待していただいたりと、そういう繋がりを喜んでいました。

 

ご存知のように、それから間もなくTOSHIの脱退、Xの解散、hideちゃんの逝去と、ファンには辛いことが続きました。

私は、ソロ活動をするTOSHIさんのコンサートには頻繁に足を運び、ときにはトシヤも連れていくこともありました。

そのときのエピソードは、私の著書にも書いてあります。

 

ともあれ、私が本気でエッセイを書いていこうという出来事に深く関わったバンドですから、いまだに曲を聴くときはフラッシュバック的な不思議な感動を覚えてしまう。

あれから10年も経っているのに、トシヤはXの曲やTOSHIの曲を聴かせて「これ、誰が歌ってるの?」と訊くと、

「えっくつじゃぱん!!」

「としたん!」

と、真剣な顔をして答えてくれます(笑)。

ちゃんとわかってるんですね。

 

別に教え込んだわけでもないのですけどね・・・。

 

図らずも、息子が二十歳になったあたりから、それまでを振り返らせてくれるようなニュースや出来事が立て続けです。

 

これはいったい・・・

 

初心に帰れ。

自分の本分を思い出せ。

そういうメッセージが託されているのだろうか?と思う毎日です。

 


与えられたものと与えるもの

2007-10-23 00:42:44 | 自閉症のtoshiya

トシヤがハタチになったとき、今まで並々ならぬお世話になった方々にご報告を兼ねたお礼の手紙を書きました。

おひとり、おひとりに書いているので、いまだ書いている途中です。

そんな中、昨日、トシヤが約10年ほどお世話になったシュタイナーの芸術療法のY先生からお返事が来ていました。

トシヤはY先生のところで、水彩画や粘土などを根気強く指導していただいたのです。

トシヤくんが20才。まったく感慨深い想いです。

5才のとき初めて出会ってからの様々な姿を思い出します。

絵の具をぶちまけていた頃、初めて座って描いたとき、展覧会の時のこと、粘土で毎回小さな器を作ったときのこと・・・

たくさんのことを彼を通して学ばせていただきました。

心から感謝しております。

彼が今後も周囲の良い理解の下で、穏やかに過ごされるよう祈ります。

トシヤはもちろんのこと、私もまた良き理解者である先生方との出会いでどんなに救われたことか。

私も思い出しては涙が出ます。

私たち親子がしていただいたことを、いずれは世間へお返ししたい。

私の心の奥に眠っていた大事なことに光が当てられた瞬間でした。

仕事をするにも何をするにも、私は決してそれを忘れてはいけない立場なのです。

かつて私は「なぜトシヤは私のところに生まれてきたのだろう?」という答えを見つけるために、出来うる限りのことを学ぼうとし、経験しようとしました。

その延長線上に今の自分がいます。

途上で出会った多くの人たちからいただいた愛(たぶん、そうとしか表現出来ない)を、私はペイフォワードしなくちゃならない。

どういう形にせよ、それを可能に出来る自分でありますようにと願う私です。