桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

悲鳴が聞こえた

2007-02-18 01:05:19 | 癒し
近所に買い物に出たとき、息を呑むような光景に目が離せなくなった。

ウチのマンションは交通量の多い道路沿いに建っている。
朝からその道路の方でガガガガと工事音がうるさかった。

そういえば、2~3日前に「○○交差点改良工事へのご理解とご協力のお願い」というチラシが入っていた。

すぐそこの交差点を拡張する工事らしい。

四つ角の一角は大きな公園の入り口になっており、10mはあろうかという大きな木(たぶんクスノキ)が3本ほど植わっていて、歩行者の夏の暑いときの信号待ちに木陰を提供してくれていた。

私が見たのは、それらの木が無残にもチェンソーでぶった切られる光景だった。

ただただ哀しかった。

どこかへ移植できないのだろうか?
おそらくあれだけ大きな樹木を植え替えるには、かなりの予算が掛かるだろうから、バッサリ切り捨てたのだろうか。

チェンソーで幹を切断されるときの、細かい木屑の匂いがそこら一面に漂っているのが、なおさら哀れであった。

この世の中には「簡単なもの」なんて何ひとつとしてないのに。

樹木があれだけ大きく育つのだって何十年も掛かっていることなど、幼い子どもだってわかることだ。

すべてを簡単に済ませようとしないで。

そう思うような社会では、ろくな感性は育むことは出来ない。



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