角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

歴史の話題。

2013年12月03日 | 実演日記
久しぶりの好天に恵まれた今日の角館です。おそらく今日くらい穏やかな日は、この先そうはないでしょう。千葉県館山市からひとり旅を愉しんでいたおばさまは、『こんな厚い冬ものを着てきたのに、思ったよりずっと暖かなんですね』。温暖な館山に暮らすおばさまでも、今日の角館は気持ちよく感じられたようです。

昨日ご紹介の「今日の草履」は、東京都練馬区からお越しのおばさまがお持ち帰りくださいました。還暦を少し過ぎたというおばさまは、草履のごとくエレガントでありました。
ご夫婦旅をお愉しみのおばさまは、武家屋敷通りで角館の歴史に触れたそうです。実演席でも芦名と佐竹の関係から戊辰戦争まで、角館の歴史をおしゃべりして行かれました。

『子どもの頃は全然興味がなかったのに、歳をとったら旅先の歴史が面白くてっ!』とおばさま。私もちょうどそんな感じですよ。中学も高校も歴史は苦手でした。高校生活で一度だけ赤点をとったことがあって、その教科が世界史です。今でも世界の歴史はほとんど分かりませんが、日本史は一定の年齢になって嫌いじゃなくなりましたね。角館の歴史については、必要に迫られて…というのがほんとのところでしょう。

大人の休日倶楽部乗り放題チケットが終わると、角館はまたひとつ静かになると思います。実演席での話題には、少し時間の要る「角館の歴史」が多くなるかもしれません。
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