角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

甲子園出場とクラス会。

2015年03月19日 | 地域の話
春の選抜甲子園大会に、私が34年前卒業した秋田県立大曲工業高校が出場します。悲願の初出場であり、地元旧大曲市をはじめとする大仙市では大きな盛り上がりと聞いています。昨夏出場の角館高校に続く県南からの出場ですから、角館でも喜びの声を聞きました。角館中学校から大曲工業高校へ進学する生徒は比較的多く、私のときで三十名余りだったと記憶しています。

大曲工業高校の創立は1962年、私の生まれ年とほぼ合致します。創立から五十二年での初出場が早いのか遅いのかは分かりませんが、少なくとも私の時代に甲子園は「夢」の世界でした。応援団副団長の立場にあり、野球大会にはほぼ参加していましたから、当時の実力は私なりに理解していたものです。角館高校の出場は「地元愛」として応援し、このたびの大曲工業高校の出場は「母校愛」として応援したいと思っています。

先日晩酌しているところへ、高校時代の同級生から久しぶりの電話がありました。大曲在住の別の同級生が偶然担任の先生と出会い、『オメだぢだけだぞ、一度もクラス会開がねの。オレが生きてるうちに一回やれでっ!』と言われたんだそうです。私も折に触れ気になっていたのですが、角館だけが範囲の小中時代の集まりはそれなりにありました。高校は地元でないのもあってか、これまで一度も口を開いたことがなかったんですね。

同級生からの電話は、今年六月にクラス会を開くことで準備を進めるという内容です。幹事役は大曲在住の同級生にお任せするとして、喜んで出席すると伝えました。卒業から34年で初めて開くクラス会は、母校の甲子園出場が契機になったことは間違いありません。懐かしい顔ぶれとの酒宴はもちろん愉しいはずですが、甲子園での戦績がさらに会場を盛り上げてくれるでしょう。

母校の試合は大会第四日目、順調なら24日の第一試合です。いつものように西宮家で草履を編みながら応援します。
コメント (2)
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