角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

夫婦共働き。

2014年10月23日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き[四阡四百円]
黒と赤の好対照を組み合わせ、可愛らしくもお洒落な草履に仕上げてみました。お持ち帰りになったのは北秋田市からお越しのおばさま。草履の健康効果を真剣に聞いてくださり、ご一緒のおばさまも24cm草履をお買い上げです。お二方ともとてもよくお似合いと思いました。早速今晩から履いてくださると思います。平生地二種がこちらです。






角館が一年で最も賑わうのは、ご存じの通り桜まつりです。では二番目に賑わいを見せるのはいつか。お盆期間と並びちょうど今の紅葉シーズンなんですね。街の木々も色付き始めたこの一週間ほどの角館は、武家屋敷通りは言うに及ばず、西宮家も間断のないご来店で賑わっています。今日も昼食のツアーが集中する正午からの一時間半は、桜まつりを思い起こすほどの混雑となりました。

ただ時間に制約のあるツアーのお客様は、角館草履のご説明に少々時間が足りません。今日もオーダーをくださったお客様の大部分はフリーの方々です。
その点でツアーのみなさまにも人気のあるのが「ミニ草履」なんですね。三日前から完売となって私も気をもんでおりましたが、明日には少し店頭に出せるようです。

私が作る大人用土踏まず付き草履も、今日の二点で展示品はすべてなくなりました。繁忙期もあと少し、ミニ草履を作るカミさん共々フル回転で臨んでおります。カミさんの名前は「知子」、これが本当の「ともばたらき」ですかね。
コメント
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