角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

関東角館37年会。

2012年10月29日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
黒地の金プリントですから、まずはセオリー通りのエンジを組み合わせてみました。厳かさが感じられながら、文句ナシに綺麗な草履ですね。こちらの草履も限定4足で終了となります。美しい平生地はこちらです。




帰省の際に西宮家をお訪ねくださるお客様は、お盆を中心に通年いらっしゃいます。ふるさとが角館やその周辺の場合、『○○町内の○○商店と同級生なんですよっ』という言葉を度々聞くんですね。まず誰もが知っているお店であれば、それだけで話のタネが生まれるわけです。

先日の夜、今夏開催した50歳記念同期会の慰労会が開かれました。あれから二ヶ月余り経ちましたが、少年時代に戻った一夜は昨日のことのように思い出せますよ。慰労会も和気藹々、くだらない馬鹿な話で飲めるのは、まず同期生くらいじゃないですかね。

慰労会と同じ日、関東地方に暮らす同期生たちが都内に終結しました。今夏の同期会に帰省した人たちが音頭をとり、帰省の叶わなかった人たちにも呼びかけたわけです。二人から状況を知らせるメールが届き、17人の出席でたいそう賑わったみたいです。

こうして「関東角館37年会」が発足しました。これから一年に一度のペースで会合を設けるようです。世の中「新党」の発足が話題ですが、私たちにしてみれば関東角館会のほうが身近ですよ。

ひとりのメールには、『いつか東京で集まれればいいですね』とありました。十年後の還暦お伊勢参りの際に、もしかしたら実現されるかもしれません。
もうひとりのメールには、『また角館さ帰ったときは、集まれる人だけでも飲みましょう』とありました。これの実現は簡単です。

ふと思いました。『角館で草履編んでる人、私の同期生だもの』と言われることを、還暦までの目標にしたいと思います。
コメント
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