角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ジャパニーズ オンリー。

2012年06月07日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡八百円〕
昨日のブログに少し触れましたが、今夏のテーマは「赤い草履」です。いろいろな赤系布地の中にあったのが「今日の草履」、和柄プリントの金縁がとても華々しく見えますね。
「お姫様」を連想させる平生地はこちらです。



「今日の草履」を編み上げ、ブログ掲載の写真を撮っているときでした。レストランから食事を終え出ていらしたおばさまが、『まっ、綺麗な草履が出来ましたねっ』。
おばさまはレストランに入られるときも草履コーナーにお立ち寄りで、外国人の男女4人をご案内です。食事を終えられ時間に余裕が出来たのか、しばしの間外国の方々に実演をご覧いただくことになりました。

中で最もお若い女性が角館草履に興味津々で、ご案内のおばさまが私の説明を通訳してくださいます。試し履きのうえお買い上げを決めたのが、「今日の草履」でした。
トルコ共和国からお越しといいますから、お姫様はお姫様でも「PRINCESS」と言わなければいけませんね。ご一緒の男性も29cm草履をお求めくださり、日本の良い記念になってくれたと思います。

試し履きの最中に、外国のみなさんだけでなにやら会話が盛り上がっているんですよ。日本人の場合であれば、『おっ、似合うじゃない!?』のような会話が最も多いのですが、外国人はどんなことを話しているんですかね。
昨日は腕に秋田犬のタトゥーをした欧米人がお越しでした。言葉が話せれば、きっと面白いブログネタが生まれると思うんです。

角館の草履職人の前世には、おそらく外国人はいないのでしょう。どうしても外国語に関心が向かないんですよねぇ。
コメント
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