角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

表と裏。

2009年08月28日 | 製作日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
紺基調の松葉プリントをベースに、合わせはエンジです。
東京の仕入部長から、今月初旬に夏の新柄が届いておりました。すでにご紹介が始まっていたのですが、「今日の草履」もそのひとつです。
この布を見た瞬間から、エンジと合わせるのを決めていました。悩む必要のない「秋田おばこ調」、平生地はこちらになります。




ここのところ毎日マスコミを賑わせているのが、「衆院選挙」と「のりピー」です。のりピーは実際私も驚きましたね、いかにもイメージとかけ離れています。「人は天使と悪魔の両面を持つ」ということは理解できます。しかしそれも、想定の範疇を超えると『げっ!?』ってなことになるんですね。

のりピーの裏表は私に直接の影響はないのですが、衆院選挙はまるで影響がありますね。マニフェストなるものをざっと目で追って見ると、なるほど耳に心地の良い言葉が羅列されています。
中で「無料化」あるいは「無償化」の文言に目をやると、ほぼ自分に無関係のものも多いです。幼児関係はすでに“卒業”してますし、高速道路もまず利用することはありません。

『オレに恩恵のない施策なんか要らない』と言ってしまえば、社会人として通用しません。しかもその恩恵というのは、巡り巡ってわが身に帰ることさえあります。とは言いながら、「受益者負担」という観点はなくして欲しくないとは思うんです。

たとえば高速道路。少なくとも車を所有できる程度の生活水準にはあるわけで、しかも長距離を出かけるとなれば、財布にもある程度の余裕があるでしょう。そうした方々に対して通行料をタダにする必要があるのか、ちょっと疑問なわけです。
日にち限定のETC1000円よりは、いつでも誰でも3000円のほうが理に叶っているんじゃないですかね。

いずれ国民の誰かが喜ぶ制度を取り入れれば、その財源根拠が付いてまわります。こちらの裏表は無関心でいられませんね。投票日は明後日、西宮家出勤前に済ませたいと思っています。

コメント
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