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気象庁が洪水の警告。イスタンブルも豪雨の被害

2018年06月18日 | 国内
6月19日 この週末、トルコの数県に豪雨が降り、気象庁は、17日朝、洪水の警告を出しました。

 Hurriyet

イスタンブルでは、雨で道路に水が溢れ、市内に混乱が起こりました。猛烈な土砂降りの雨につづいて稲妻が走り、水中に沈んだ車もありました。イスタンブル・バクルキョイ区のインジルリ地下道は水中に沈み、消防士たちが車に閉じ込められた人々を助けに駆けつけました。

気象庁は17日朝、イスタンブルでは少なくとも3日間は雷雨がつづくと、警告を出しました。気象庁は市民に、突然の洪水に注意し、対策を講じるよう、声明を出して要請しました。

16日、地中海地方のアンタリヤ県の、とくにデムレ、クムルジャ、フィニケ地区では、多くの農地があられと、つむじ風の被害を受けました。アンタリヤ出身のメヴリュト・チャヴシュオール外相は、故郷を訪れ、農民たちを見舞いました。


チャムルジャの丘に、トルコ最大のモスクがまもなく完成

総工費1億ドルというトルコ最大のモスクが、イスタンブルのチャムルジャの丘に、まもなく完成します。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、首相だった2012年、イスタンブル市内のどこからでも見える巨大なモスクを建てると発表しました。2013年、イスタンブルのアジア側、高さ268メートルのチャムルジャの丘の上で、モスクの建設が始まりました。

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そして、5年後の今年、モスクはほぼ完成しました。6万3000人を収容できるこのモスクは、トルコ最大のモスクで、アダナのサバンジュ・モスクの2倍の大きさです。チャムルジャ・モスクには、1100人収容できる会議場のほか、3500平米の図書館、11,000平米のイスラムアート博物館も併設されています。


モスクのミンベル(説教壇)は、トルコのモスクのミンベルで最も高く、48段の階段のほか、エレベーターもついています。エルドアン大統領はカフラマンマラシュ県のアブデュルハミド・ハン・モスクを見て、その設計者である建築家メフメト・ギュネル氏に設計を依頼したそうです。

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総工費はモスク建設のために設立された協会への基金でまかなわれました。「何百万も寄進した人も、おこづかいから10リラを寄付した子供もいます」と協会のエルギン・キュリュンク会長は言いました。市民たちはエルドアン大統領がこのモスクを建てたと言っています。「私たちこのモスクに大統領の名がつけられることを望んでいます」とキュリュンク会長は言いました。


チャムルジャ・モスクの建築を請負っているギュルソイ・グループは、着工から5年目の今年の8月に完成させる計画だと言っています。


ユネスコ世界遺産登録地に大麻農園が見つかった

6月19日、ユネスコの世界遺産になっているディヤルバクル市のヘヴセル庭園を警察が手入れし、大麻畑を押収しました。

 Hurriyet

200人余の警官が、ドローンと特殊部隊とともに、治安作戦を開始しました。「この庭園で何十本もの大麻が見つかった。3メートルを超える大きな株もあった」と、ドーアンニュースが報じました。

大麻の根は大きく強いので、警察は根から抜き取るのに労働者を雇わなければなりませんでした。根はその場で砕き、警察は分析用のサンプルを採取しました。

ディヤルバクルの城塞とヘヴセル庭園はユネスコの世界遺産に登録されています。“肥沃な三日月地帯”と言われたチグリス川流域に位置する城塞都市ディヤルバクルとその周辺は、ヘレニズム時代から、ローマ時代、ササーン朝時代、ビザンティン時代、イスラム時代、オスマン時代を経て現在まで、この地域の重要なセンターでありつづけました。


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