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亡命要請中の元トルコ軍人8人をギリシャ裁判所が釈放

2018年06月05日 | 国際
6月5日 2016年の未遂クーデター後、亡命を求めてギリシャに逃亡した元トルコ軍人8人の弁護士オミロス・ゼリオス氏が、依頼人は全員、未決で釈放されたと言いました。

 Hurriyet

ゼリオス氏は6月4日、先週、依頼人の最後の1人が釈放されたと言いました。8人は警察の厳重な保護のもとに、秘密の場所で暮らしているそうです。ギリシャの裁判所は、元・軍人たちはトルコで公正な裁判を受けられないだろうとして、トルコの度重なる送還要請を拒否してきました。

ギリシャ政府は亡命認可を阻止しようと努力していますが、これまでに、元トルコ軍人1人が正式に亡命を認可されました。他の7人はまだ未決です。

8人の元トルコ軍人は、2016年7月の未遂クーデターの翌日、ギリシャに逃亡しました。トルコ当局は、彼らは在米の説教師フェトフラー・ギュレンの組織のメンバーであり、未遂クーデターに関与したとして告発しています。

3月2日、2人のギリシャ兵がトルコ国境を越え、トルコ当局にスパイ容疑で逮捕されました。2人は霧で道に迷ったと言っていますが、まだ釈放されていません。


トルコの淡水域の70%が汚染されている

トルコの淡水域の79%が汚染されていると、環境技術者会議が、6月5日の「世界環境の日」を記念する報告書で発表しました。

 Hurriyet

「トルコの淡水域は深刻な脅威にさらされている。河川や湖の表面の約79%が汚染されている。このうちの60%は飲料水には使えないレベルまで汚染されている」と、環境技術者会議のバラン・ボズオール会長が、6月4日、アンカラの会合で報告書の内容を発表しました。

ボズオール会長は、とくにビュユク・メンデレス川、サカリヤ川、ススルルク川、キュチュク・メアンデル川、ゲディス川、バクルチャユ川、エルゲネ川が非常に汚染されているので、運河化システムに変えたと言いました。

トルコはまた、浄水によって再利用できる淡水域の99%を利用していないと、ボズオール会長は言いました。彼によると、エーゲ海地方のムーラ県とイズミル県、地中海地方のメルシン県、イスタンブル県の海の汚染はひどくなっています。

報告書が指摘しているもうひとつの問題は、プラスティック製品のリサイクルがうまくいっていないことで、それが水のエコ・システムを破壊させているそうです。「年間、860万トンのプラスティックが、トルコのさまざまな分野で使われています。180万トンのプラスティック容器が市場に吐き出されていますが、リサイクルのために回収されているのは、38万4000トンに過ぎません」とボズオール会長は言っています。


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