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IYI党候補が選挙で第2ラウンドまで進むと確信を表明

2018年06月07日 | 国内
6月8日 善良(IYI)党の議長で、大統領候補のメラル・アクシェネル氏が、6月5日、大統領選の第2ラウンドへ進めるだろうと豪語しました。

 Hurriyet

「公正発展党(AKP)のエルドアン大統領は、共和人民党(CHP)のムハッレム・インジェ候補をライバル視しています。でも、有権者は考え深く、賢明です。私は第2ラウンドへ進む1人になるでしょう」と、彼女はテレビ・インタビューで言いました。「私の政見は、私の24年間の政治経験を基盤にしています」

アクシェネル氏は大統領選で第2ラウンドに進めると期待していると言いました。「CHPと善良党は選挙母体が違います。私の党は中道右派の保守派です。従って、中道右派のCHPに投票していた西部の人々が、わが党に移って来ることもあります」

善良党は元・愛国者運動党(MHP)の党員たちによって設立された右派愛国主義的野党です。MHPのデヴレト・バフチェリ党首がAKPと結んだため、これに反発した党員たちが離党し設立しました。


トラックの荷台でアルミ箔にくるまった不法移民を発見

イスタンブルのペンディク港の税関職員が、トラックの荷台でイラン人不法移民7人を見つけ、捕えましたが、なんと彼らはXレイ探知機をごまかすために、全身をアルミ箔で包んでいました。トラックはイタリアへ行こうとしていました。

 Hurriyet

6月6日、税関職員は、自動車部品を積んでいると申告したトラックを怪しいとみて、Xレイで調べるために停車させました。Xレイ操作員はアルミ箔に包まれた7人を見つけて、びっくり。トラックの運転手と不法移民7人は拘束されました。ペンディク港は、ヨーロッパ諸国へ行く国際RO-RO船が使っています。

Hurriyet

トルコの治安部隊はギリシャ国境、イラン国境、エーゲ海岸などで、600人の不法移民を検挙したと、6月6日、アナドル通信が報じました。不法移民はアフガン人、パキスタン人、パレスチナ人、イラク人、モロッコ人、アルジェリア人、スリランカ人、ヴェトナム人などです。

・・・RO-RO船とは、トレーラーなどの車両を収納する甲板を備えた貨物船。


「トルコはクリミアの併合を認めない」チャヴシュオール外相

トルコはウクライナの領土保全を支持し、ロシアのクリミアの併合は認めないと、メヴリュト・チャヴシュオール外相が言いました。

Hurriyet

「トルコはつねにウクライナの領土保全を支援し、ウクライナの統治権を支持する」と、チャヴシュオール外相はアンカラの“イフタル”ディナー(断食明けの夕食)で言いました。アンカラ・ベースの「クリミア・タタール・トルコ文化・受益協会」が主催したイフタル・ディナーには、ウクライナのパブロ・クリムキン外相とウクライナの国会議員でクリミア・タタールの指導者のムスタファ・アブデュルジェミル・クルムオール氏も出席していました。

「われわれはクリミアの問題を忘れたことはなく、今後も忘れない」と、チャヴシュオール外相は言い、1944年、スターリンのソヴィエト政府下でのクリミア・タタール人の集団追放に言及しました。2014年3月、ロシアは問題の国民投票によって、クリミアを併合しました。この投票はロシア兵がクリミアを占領している状況で行われたため、国際社会の憤懣を買いました。

クリミアにはトルコ系民族の小集団が住んでいます。トルコ外務省によると、クリミアには、全人口の13%を占める28万人のクリミア・タタール人がいます。


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