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ドイツ当局がギュレニストに疑惑を持ち始めた

2018年06月10日 | 国際
6月11日 ドイツ当局が次第にギュレニストに疑惑を抱くようになり、ギュレンの組織を穏健な宗教セクトと見なくなってきたと、週刊誌「デル・シュピーゲル」が、6月8日、報じました。

Hurriyet

デル・シュピーゲル誌は最近のドイツ外務省の、信頼できる報告書の抜粋を掲載しました。その中で、ドイツのある上級外交官が、トルコの役人の警告のに言及し、ギュレンの集団の危険な性格を力説しました。ぎゅれんの集団は政府によってフェトフラー・テロリスト組織(FETO)と名づけられ、2016年の未遂クーデターを企んだとして告発されています。

「この運動の陰謀の部分は厳しい階級制度が特徴で、その構造は組織犯罪集団と似ている」と、週刊誌の報告書は言っています。アナドル通信によると、ドイツ当局は、以前は、FETOをドイツにとって深刻な脅威とは見ていず、FETOがドイツ国内でビジネスをしたり、私立学校やメディア組織を運営するなど、国内でのネットワークづくりを容認していました。

2016年の未遂クーデター以後も、トルコの厳しい警告にもかかわらず、ドイツ当局はこの集団を違法とせず、ドイツの法律や憲法に反する具体的な証拠があれば取り締まると言ってきました。しかし、最近、彼らの活動が露見してきたため、ドイツ当局はFETOに対するスタンスを再考していると、デル・シュピーゲル誌は報じています。


反政府デモのために集まった高校生たちが拘束された

イスタンブルのカドキョイ地区で、反政府プロテストのデモ行進を始めようとした高校生21人が、イスタンブル警察に拘束されました。

 Hurriyet

長い夏休みが始まる6月8日、数人の左派学生グループが、カドキョイの中心バハリエ通りの、シュルレイヤ・モスクの前で、デモを呼びかけました。プロテストのテーマは「成績表はそちらのものだが、未来はわれわれのもの」

学生たちが通りをデモ行進しようとしたとき、警察がこれを阻止しようとしました。学生のたちの弁護士タメル・ドーアン氏によると、学生たちが拒否すると、警察が介入し、21人が拘束されたそうです。警察車両内で学生たちが手荒く扱われているビデオがソシアルメディアでひろがりました。学生たちはまず、医療検査のため病院に送られ、その後、近くの警察署に送られました。

共和人民党(CHP)と人民民主党(HDP)の議員数名が情報を得るため、学生たちが拘束された警察署に赴きました。学生たちは、その後、釈放されました。


CHPのインジェ候補が工場を建て職を生み出すと誓約

最大野党・共和人民党(CHP)の大統領候補ムハッレム・インジェ氏が、工場を建て、就労のチャンスをつくると約束し、書物を備えたコーヒーショップをつくるというエルドアン大統領の誓約を批判しました。

 Hurriyet

「エルドアンの公約を見てください。彼はスタジアムや公園や、本のあるコーヒーショップをつくると約束している。ケーキが無料で食べられると言っている。私は子供たちのために働く場をつくります。子供たちにじゅうぶんな教育を与えます」とインジェ候補は、6月10日、イスタンブルのエセンユルト地区の集会で言いました。

公正発展党(AKP)のリーダー、エルドアン大統領は、「町々にコーヒーショップをつくり、若者たちにスナックや飲物を無料で提供する」と言いました。「コーヒーショップには本をたくさん置く。コーヒーもケーキもある。若者も年配者も来る。みんな読書し、コーヒーやお茶を飲む。すべて無料だ」と、エルドアン大統領は6月8日、南部ハタイ県で言いました。

CHPのインジェ候補はまた、トルコの現在の経済状態を批判し、危機は迫っていると警告しました。


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