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クーデターの最有力容疑者オクスズの妻はアメリカにいた

2018年06月14日 | 国際
6月16日 アナドル通信が、6月14日、2016年の未遂クーデターの有力容疑者アディル・オクスズの妻アイヌル・オクスズさんの映像を、アメリカ北西部ニュージャージーで撮ったと報じました。

Hurriyet

アイヌル・オクスズさんの父親の証言によると、アイヌルさんはクーデターの1か月前、3人の子供といっしょに、アメリカに住む彼女の兄のアブドゥルハディ・ユルドゥルムさんの家に行ったということです。「アディル・オクスズの妻の私の娘は、アメリカにいる私の息子アブドゥルハディ・ユルドゥルムの家に行って、その後、帰国していません。アディル・オクスズがどこにいるか、私は知りません」と、ジェヴァト・ユルドゥルムさんは言いました。

アイヌル・オクスズさんは、リッジフィールド区クラーク通りにあるユルドゥルムさんの家からシボレー・クルーズで出かけるところでした。アディル・オクスズがベルリンに隠れているとアナドル通信が報じた翌日、この写真が発表されました。オクスズは2016年7月のクーデターに関与した重要人物ですが、クーデター後、居所はわかっていません。

アディル・オクスズはベルリンに隠れているのか?
オクスズがベルリンに隠れているという報道は“目撃者情報”が根拠になっています。6月13日のアナドル通信の報道後、メヴリュト・チャヴシュオール外相は、オクスズがベルリンにいるという具体的な証拠はまだないと言いました。ドイツはすでに、オクスズに対して捜索令状を出していると、13日、外相は言いました。

「ドイツはアディル・オクスズを見つけたら、協定と法に従って、彼を引き渡すことになっている」と外相は付言しました。ドイツ外務省のマリア・アデバール報道官は、6月13日、ベルリンの記者会見で、ドイツは、駐トルコ大使館やトルコの情報源などから得た、さまざまな情報に基づいて、ギュレン・ネットワーク問題を査定していると語りました。

神学の講師で、ギュレン運動の“空軍のイマーム”として知られていたオクスズ(51)は、2016年7月16日の朝、アンカラのアクンジュ空軍基地の近くで拘束されましたが、18日、釈放され、その後、逃亡しています。

未遂クーデターの夜、250人の市民が殺され、2700人が負傷しました。ギュレン運動に関与していた、元・軍人や外交官を含む数人が、ドイツ政府に亡命を申請しています。


トルコと中国が貿易促進で合意

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が、6月15日、北京で王岐山(ワンチーシャン)副主席を訪ね、両国の関係をより緊密にすることを誓い合いました。

 Hurriyet
中国の王岐山副主席(右)とトルコのチャヴシュオール外相


6月14日15日、中国の王毅(ワンイー)外相の招待で中国を訪れたチャヴシュオール外相は、北京で王岐山副首相に会い、「トルコは中国との関係を発展させたいと願っている」と語り、中国との絆を強化したいというトルコの意志を伝えました。

6月15日、チャヴシュオール外相は「今回の訪問は、4月にエルドアン大統領と習近平主席が電話で話し合った論議をつめるのが目的だった」とグローバル・タイムスに語りました。「両首脳は相互の協力をさらに強化し深めることで合意した。両国には、さらに論じ合うべき戦略的プロジェクトがある。中国は中東問題にも積極的になっている」

2日間の滞在中、チャヴシュオール外相は北京の通信機器メーカー・華為(ファーウエイ)技術有限公司を訪れ、中国のビジネス社会の代表たちと会談しました。王毅外相は、4月のエルドアン大統領と習近平主席の電話会談に触れ、今回の外相の訪問によって建設的な会談ができたと言いました。


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羊500頭が崖から“集団飛び降り自殺”した

2018年06月14日 | 国内
6月15日 東部ヴァン県で、500頭の羊が“集団飛び降り自殺”したと、ドウアンニュースが報じました。

 Hurriyet

ヴァン県ギュルプナル地区のトプユルドゥス村で、1頭の羊が20メートルの高さの断崖を飛び降りると、草を食べていた群れの羊たちが、後を追って次々に飛び降りたそうです。この奇怪な事件は6月12日の朝、起こりました。

Hurriyet

事件の引き金となった1頭は、こちらの崖から向こうの崖へ飛ぼうとして、落ちたようです。羊飼いがこの事件を羊のオーナーたちに知らせ、現場に駆けつけた村人たちは、500頭の羊の死体を発見しました。村人たちはギュルプナル地区と、地元の農業・家畜部に助けを求め、死体の山の中から自分の羊を探していました。

Hurriyet

「私たちは心底、ショックを受けています。500頭の羊を失ったんです。役所がなんとかして欲しい」と、村人の1人、アフメト・カラタシュさんは言いました。


再選されたら緊急事態令を解除すると、エルドアン大統領が誓約

6月24日、エルドアン大統領が、6月24日の選挙で再選されたら、現行の緊急事態令を解除すると誓約しました。

 Hurriyet

「大統領として仕事つづけられたら、6月24日後、まず最初に緊急事態令を解除する、インシャアラー」と、6月13日、エルドアン大統領が民放24TV-360のインタビューで言いました。未遂クーデターの5日後、2016年7月20日、政府は緊急事態令を宣言しました。未遂クーデターは在米説教師フェトフラー・ギュレンが企てたと考えられています。

トルコ議会は、それ以来、緊急事態令を承認してきました。エルドアン大統領は昨年、緊急事態令は“平和が修復されるまでやめない”と言っていました。


エスキシェヒルの人工ビーチが今年もオープンした

中央アナトリアのエスキシェヒル県で、長さ350メートルの、夏季用の人工ビーチが今年もオープンし、地元の人々に暑い夏を涼しく過ごすチャンスを提供しています。

 Hurriyet

このビーチは10年前、エスキシェヒル市が、トルコ初の人工ビーチとして、ポルスク川の堤に造りました。9月末までオープンしています。

Hurriyet

ビーチの管理者は、地元の人だけでなく、近隣からもビーチを楽しみに訪れる人が少なくないと言っています。

・・・きれいなビーチですね。プールとはひと味違うでしょうね。


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