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「ISILはAKPの総会を攻撃する計画だった」ガジアンテプ知事

2016年05月24日 | 国内
5月25日 「イスラム国(IS)の戦闘員たちは、5月22日の公正発展党(AKP)の臨時総会を攻撃する計画を立てていたが、戦闘員の1人は警察に逮捕され、もう1人は自爆した」と、ガジアンテプ県のアリ・イエルリカヤ知事が言いました。

 Hurriyet
「警察はISが計画した多くのテロ攻撃を阻止してきた」とガジアンテプ知事


イエルリカヤ知事は、自爆した戦闘員はユヌス・ドゥルマズだと確認しました。ドゥルマズは警察に400万リラの賞金つきで指名手配されていました。150万リラの賞金で手配されていた彼の兄弟ハジ・アリ・ドゥルマズは、5月19日、警察に捕まったと知事は言いました。

「ISのメンバーの1人が警察の作戦中に自爆した。遺体からとった指紋とDNAサンプルで、自爆したのはユヌス・ドゥルマズだと判明した。同じISのアジトにいた12人と、ドゥルマズの妻と子供たちも拘束された。12人の容疑者は取り調べの後、裁判所に送られた」と、イエルリカヤ知事は言いました。

イエルリカヤ知事はまた、「アンタリヤのG-20サミット、イスタンブルのHDP(人民民主党)のビル、アンカラのジュムフリエット紙のビル、アンタリヤのEXPO2016、ガラタサライとフェネルバフチェのサッカー試合、カッパドキアの観光活動、5月19日の「青年とスポーツの日」の祝祭、5月22日のAKPの臨時総会などの攻撃を、IS戦闘員たちは計画していたが、警察の作戦によって阻止された」と言いました。

自爆用ベスト、爆発物、武器、爆弾製造の材料などが、最近の警察の手入れで押収され、いくつかの爆弾テロへの関与を告発された容疑者たちも拘束されたそうです。


「移民阻止のためトルコ国境沿いの鉄条網をさらにのばす」ブルガリア首相

ブルガリアは移民の流入を防ぐために、トルコ国境沿いの鉄条網をさらにのばすでしょう。「トルコとブルガリア国境の30キロの鉄条網は、わが国に移民を入らせないためにはじゅうぶんではない。今後2か月で、鉄条網を146キロにのばす」と、ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相が言ったと、ブルガリアのニュース局BTAが報じました。

 Hurriyet
ギリシャ警察はマケドニア国境に居すわる移民をバスで移動させはじめた。


ドーアンニュースによると、ボリソフ首相は、ブルガリアの内相や防衛相とともにヘリコプターで国境を視察し、上記の発言をしたそうです。とることブルガリアの国境は270キロにおよびます。

一方、ギリシャ警察は、5月24日、封鎖されたマケドニア=ギリシャ国境のテント・キャンプに居すわっている移民・難民たちを移動させはじめました。このテント村には、西欧にもぐりこもうとする何千人もの移民たちが何か月も居すわっています。

ギリシャ当局は、移民たちを順次、バスに乗せ、数日間で、国が管理する施設に移動させる計画だと言っています。「移動は問題なく進行している」とギリシャ政府の移民危機担当のギオルゴス・キリトシス報道官は言っています。

ギリシャ=マケドニアの鉄道線路は何週間も移民たちによって封鎖され、列車はやむなくブルガリア経由のルートを使っています。線路には何台もの貨車が何週間も立ち往生しています。

・・・移民危機って、みんなが知恵を絞っても解決できない、すごいことなんですね。


「EUがビザ自由化を進めないのなら、移民協定はなしだ」エルドアン大統領

イスタンブルで開かれた国連人道主義サミットで、3月24日、エルドアン大統領は、トルコ市民のビザ自由化を進行しないのなら、トルコはEUとの移民再入国協定を実施しないと断言しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はまた、移民契約の条件として約束した基金も、まだ受け取っていないと言いました。


★明日、イスタンブルへ発ちます。帰国まで、このブログ、お休みさせていただきます。帰りましたら、どうぞよろしく。テロにぶつからないよう、祈っていてくださいませ。

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イスタンブル空港でトルコ航空機、爆発予告で機内捜査

2016年05月24日 | 国内
5月24日 23日、イスタンブルのアタテュルク空港で、トルコ航空機内に爆弾を仕掛けたというメモが見つかり、機内が捜査されました。

 Hurriyet

午後3時50分頃、機内のトイレ内で“爆発脅迫”のメモが見つかり、中央アナトリアのカイセリへ行く予定だった飛行機は引き離され、出発は延期されました。

離陸前、トイレ内をチェックした客室乗務員がメモを見つけたそうです。爆発予告は虚偽だったとわかり、乗客乗員134人はべつの飛行機でカイセリに向かいました。

・・・私、明後日はトルコ航空機に乗るんだからね、脅かさないでよね。


「マルディンで医者として働くことはノーベル賞より素晴らしい」サンジャル氏

ノーベル賞授賞アジズ・サンジャル氏は、イスタンブル大学の学位授与式でスピーチし、「トルコ南東部のマルディン県で医者として働くことは、ノーベル化学賞を受賞するよりすばらしい」と言いました。

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「ノーベル賞を受賞するのはすばらしいことです。しかし、マルディンのサヴルで医者として働くのはもっと素晴らしいことでしょう」と、サンジャル氏は故郷について語りました。彼はイスタンブル大学医学部を45年前に卒業しました。サンジャル氏はいま、トルコで、公式非公式に、さまざまな場所を訪れています。

「私の大学、私の医学部に帰ってきたことは、私にとって、とても感動的です。私は感情的な人間です。私も皆さんと同じように、祖国を愛しています。トルコではイスティクラル・マルシュ(トルコ国歌)をあまり聴きませんが、アメリカではよく聴きます。イスティクラル・マルシュを聴き、トルコ国旗を見ると、私はいつでも目がうるんできます」とサンジャル氏は語りました。

「私は先週、GATA病院で負傷兵たちを見舞いました。兵士の1人は顎がひどく傷ついていました。手をやられている兵士もいました。私はいま、国歌を聴くと、彼らを思いだします。私たちは医者として、科学者として、労働者として働くことができます。しかし、彼らが払った犠牲は特別なもので、賞賛されるべきです。私たちはいつも彼らに感謝を示すべきです」

サンジャル氏はまた、昔の教授の1人、ムザッフェル・アクス教授について語りました。アクス教授が最初に彼にアメリカに行くよう勧めたそうです。「先生は私の大好きな教授でした。先生はトルコの医学史上、特別の存在です」とサンジャル氏は語りました。

「他人から尊敬されたいと思うのなら、まず自分が自らを尊重するべきです。自信を持つことです。私には、ハアヴァード大卒だ、イエール大卒だというトルコ人やアメリカ人の友人たちがいます。でも、私はイスタンブル大医学部卒だと、胸を張って言います」とサンジャル氏は言いました。

卒業式で、サンジャル氏は、医学部のトップの学生ギュルシュム・バシャク・サイガン博士に卒業証書を渡しました。サンジャル氏はまた、母校にノーベル賞の3つのレプリカのひとつを寄贈しました。


トルコ南東部で密輸タバコ500万包が押収された

5月23日、南東部ハッカリ県の作戦中、密輸タバコ500万包が憲兵隊チームによって見つかりました。

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密輸タバコはハッカリ県のユクセコワ地区のオンバシュラル村、チョバンプナル村、アルムトゥル村と、シェムディンリ地区のボズヤマシュ村で行われた手入れで見つかりました。この作戦はクルド労働者党(PKK)の財源を標的にして行われ、タバコ密輸の容疑者4人が拘束されました。

PKK戦闘員たちは、トルコとイラン・イラク国境で、不法活動をする密輸人に“税”を課し、それがPKKの財源になっていました。2013年以来、トルコ当局が行った作戦で、なんと1億8580包のタバコが押収され、3145人の容疑者が逮捕されています。

ディヤルバクル犯罪局のアイハン・エルトゥールル局長によると、密輸タバコはPKKの最大の財源になっているということです。


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