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聖ヨハネの祭にキリスト教徒が古代都市エフェススに集まった

2016年05月10日 | 国内
5月11日 5月8日、イスタンブル・フェネルのバルトロメウ総主教が、イズミル県セルチュク地区にある古代都市エフェススでミサを主宰しました。

 Hurriyet

バルトロメウ総主教は「処女マリアの家」でミサを行うためにセルチュクを訪れました。ロードス島、レスボス島、キオス島など近くのギリシャの島のキリスト教徒たちがミサに集まりました。
セルチュクのダヒ・ゼイネル・バクジュ区長や、イズミルのアルギロ・パプーリア総領事もミサに出席し、讃美歌や祈りのことばは、トルコ語、ギリシャ語、ロシア語、ジョージア語の4か国語が使われました。

古代都市エフェススにある「処女マリアの家」は、イエスの母親の家とされています。マリアは聖ヨハネに連れられてここへ来たそうです。ミサの後、バルトロメウ総主教は、イズミルのギリシャ正教会の高僧キリオス・シキス師とともに、セルチュク区長を訪れました。

「セルチュクは私たちみなの土地です。ここは文明が出会った地です」と区長は記者たちに語り、今後も総主教座と共同で、さまざまな計画があると言いました。バルトロメウ総主教は区長のことばに暖かく応じ、「セルチュクでは、私は、よそ者であることを忘れます」と言いました。

「私はここをわが家のように感じます。昨年はここで金曜日にミサをしましたが、今年は使徒・聖ヨハネの日にミサができました。神の恵みがセルチュクにありますように」と総主教は言いました。

聖書に書かれた7つの教会のひとつ聖ヨハネ教会は、セルチュクの古代都市エフェススにあります。聖パウロと聖ヨハネはこの土地に住んだことがあり、聖ヨハネは晩年の何年かをエフェススで過ごしました。


トルコはISの3000の標的を砲撃し、戦闘員1300人を殺害した

トルコ軍はシリアとイラクの内戦が始まって以来、ISの戦闘員1300人を殺害したと、トルコのフルシ・アカル参謀長が言いました。また、エルドアン大統領は、シリアとイラクで約3000のISの標的が砲撃されたと言いました。

 Hurriyet


「トルコ軍はシリアとイラクで、ISのテロリスト1300人を殺し、大量の武器、ロケット、武器倉庫、車両、建物を破壊した」と、5月11日、イスタンブルで開かれた「第10回バルカン諸国参謀長会議」で、アカル参謀長がスピーチの中で言いました。

「トルコ共和国は2013年以来、ISをテロ組織と見ている」と、アカル参謀長は言い、ISはイスラムもムスリムも代表していないと強調しました。また、エルドアン大統領は、11日、同じ会議で、ISはこれまでにシリアとイラクで3000件の被害を蒙っていると言い、「トルコほど、ジハーディストと戦っている国はない」と言いました。


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