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「イスタンブルは安全な都市です」シャヒン知事

2016年05月18日 | 国内
5月19日 「私たちはイスタンブルの安全と平和を維持するために、真剣に努力しています」と、イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、トルコ最大の都市イスタンブルの治安状況に関して、記者団に語り、この都市の総体的な安全性を賞賛しました。

 Hurriyet
「イスタンブルは安全な都市」と語るシャヒン知事(左)


「イスタンブルには1500万人の人々が住んでいますが、平均的殺人率は1~2%を超えていません。もちろん、私たちはそれでよいとは思っていません。しかし、世界の大都市を見たら、イスタンブルは実際、非常に安全です。大都市の治安を見る限り、テロの脅威は別として、イスタンブルは世界で最も安全な大都市のひとつです。

1500万人が暮らす都市で、1日平均900件の事件が起こっています。この件数には単なるケガや火事、小さな強盗も含まれます。昨年と比べて、治安上の事件は減少しています」と、シャヒン知事は言いました。

「イスタンブルは世界の大都市ですが、いまだにアナトリアの一部です。道徳、倫理観、信仰、家族、その他の価値観が、いまも多くのことを黙認しています。こうした価値観が悪行をただす助けになっているのです。この観点から、イスタンブルは大都市としては高得点をつけられます。人々は1日の終わりに、理想を求めます。

1500万人がイスタンブルの公的人口ですが、そのほかに、シリア人や、日々訪れる人やツーリストがいます」とシャヒン知事は言いました。知事はまた、シリア人住民と、彼らを社会に融和させるための努力についても語りました。「シリア人が来たから、犯罪発生率が高まった」と言うのは、フェアではないと、知事は言いました。

「およそ50万人のシリア人がイスタンブルに住んでいますが、犯罪にかかわったシリア人は5000~1万人を超えていません。シリア人の融和のための教育プロジェクトもあります。トルコ語のクラスで学ぶシリア人も増えています。イスタンブルはシリア人教師も使って、5万人のシリア人生徒を教育しています。

イスタンブルはまた、物乞いをやめさせるプロジェクトも進めています。市の中心部では、物乞いは減少しています。乞食をやめないシリア人がいたら、家族といっしょに難民キャンプに送ります」


「トルコの若者の半数以上が幸福と答えた」統計局の調査

 トルコ統計局(TUIK)の報告によると、「幸福だ」と答えた若者は昨年より2%増え、63.8%になったそうです。

 Hurriyet

例年の若者を対象にした調査によると、2015年、若い男性の58%、若い女性の69.5%が幸福だと答えています。若者たちの幸福の理由については、回答者の49.4%が“健康”が最も重要と考えています。次が“成功”で21.6%、“愛”が20.2%。

“健康”は男女とも幸福のトップの要因ですが、2位は、女性は“愛”で22.5%、男性は“成功”で、26.6%でした。1日の時間の使い方も、男女では異なり、若い男性が家族や家族のケアに関して使う時間は平均34分、若い女性は平均3時間9分でした。

若い男性は1日に平均1時間50分を“社会生活や娯楽”に使い、若い女性は平均1時間42分を使っていました。高等教育に関しては、昨年は、2014年の39.5%に比して0.4%減少、男性は38%にダウンし、女性は41.1%にアップしました。


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AKP内の新リーダー調査でビナリ・ユルドゥルム氏がトップに浮上

2016年05月18日 | 国内
5月18日 新党首と首相を選出する臨時会議の前に行われた公正発展党(AKP)内での調査で、ビナリ・ユルドゥルム海事・通信相がトップに浮上しました。

 Hurriyet
この方が首相になるかどうかは、まだわかりません。


「党の新議長にだれを望むか」という質問に、調査の第1ラウンドに参加した329人のAKPメンバーの大半が、配られた封筒にビナリ・ユルドゥルム氏の名を書きました。情報によると、ユルドゥルム氏に次いで名が挙がったのは、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相とベキル・ボズダー法相だそうです。

AKPは5月17日に第2回の調査を行いましたが、だれが正式にAKPのリーダー候補になるのかはまだわかりません。

ダウトオール首相は、エルドアン首相が大統領に選ばれた後、2014年8月下旬、AKPの議長に選ばれました。しかし、最近、噂されているエルドアン大統領との意見の相違があり、首相は身を引くことにしたということです。


黒海岸ギレスン県で750人が“村の警備員”に志願

 黒海岸のギレスン県で、“村の警備員”に志願した750人が職務に就きました。ギレスン県が数回にわたって、非合法組織クルド労働者党(PKK)の攻撃を受けてから、PKKとの戦いに関与したいという志願者が出てきたのです。

 Hurriyet

「私たちは、私たちの国を、国民を、国土を愛しています。だから、私たちは、わが国土を分断しようとするテロリストと戦いたいのです」と、村の警備員を志願したA.O。さんは言いました。「PKKの戦闘員は、この何年か、この県にももぐりこもうとしています。私たちは治安部隊に助力します」

村の警備員たちは、1か月間、銃の扱い方の訓練を受け、4月、治安部隊を支援する職務に就きました。「村の警備員制度」はもともと、1924年に、村制法442号の下に、村の自衛のために制定されましたが、1980年代初めに、PKKの台頭によって復活するまでは、実際には有名無実でした。1985年、PKKのために復活したこの制度は、地元民には信頼されています。

・・・トルコ軍は、5月16,17日も、北イラクのPKKの拠点を空爆し、打撃を与えていますが、このテロリスト集団はなかなかに終焉の兆を見せません。手負いの獣はこわい。村の警備員の皆さんも、お気をつけて!


ノーベル賞のサンジャル氏がメダルのレプリカをイスタンブル大学に寄贈

アジズ・サンジャル氏がノーベル化学賞のメダルと証書のレプリカをイスタンブル大学に寄贈します。彼は1969年、イスタンブル大学を卒業しています。

 Hurriyet

サンジャル教授は5月23日、同大学を訪れます。大学では一連の催事が企画されています。大学の発表によると、サンジャル教授はまず卒業式で、医学部のトップの学生に卒業証書を手渡し、その後、彼のノーベル賞のメダルと証書のレプリカを、イスタンブル大学学長マフムート・アク教授に手渡します。

サンジャル教授はまた、世界の科学への貢献に対して名誉学位を授与されます。「イスタンブル大学医学部で学んだサンジャル教授は、われわれが科学で達成できることを示してくれた。教授が大学に寄贈するメダルと証書は永久にここに展示され、若い科学者たちの発想の源になるだろう」と、声明は言っています。

現在、ノースカロライナ大学で研究をつづけるサンジャル教授は、DNA修復に関する研究で、ノーベル賞を受賞した3人の1人です。


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