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イスタンブルの車爆発テロのPKK容疑者8人拘束

2016年05月14日 | 国内
5月14日 イスタンブル・サンジャクテペ地区で起こった爆弾テロを捜査していた警察が、非合法組織クルド労働者党(PKK)のメンバー8人を拘束しました。

 HUrriyet

5月12日、サンジャクテペの軍駐屯地近くで、爆弾を積んだ車が爆発し、5人の兵士を含む8人が負傷しました。拘束された容疑者の1人、I.I.は、車を駐車し、爆弾を爆発させた張本人だと、アナドルニュースは報じています。爆発事件後、対テロ警察はイスタンブルの70か所で同時捜査作戦を始めました。

拘束された容疑者の取り調べは進行中です。拘束者は増えるでしょう。イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、午後4時45分頃、駐車した車の中で爆発が起こったと発表しました。爆発は、軍職員を乗せたシャトルバスが、イスマイル・ハッキ・トゥナボユ軍駐屯地を出た直後でした。

駐屯地近くの、多くのビルや商店が爆発でダメージを受けました。爆弾を積んだ車から飛んで来た破片で、シャトルバスの全面も破壊されました。


ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の写真集「シネマスコープ・トルコ」

2014年、映画“Kis Uykusu”(冬の眠り,邦題「雪の轍」)で、カンヌ映画祭「パーム・ドール賞」を獲得した、トルコの国際的監督ヌーリ・ビルゲ・ジェイランが「シネマスコープ・トルコ」と名づけた写真集を出版しました。この10年間、監督が各地で撮った写真が収められています。この本は、文章はわずかしかなく、物語の大部分は写真が語っています。

 Hurriyet
「シネマスコープ・トルコ」の1頁


ジェイラン監督は高校時代から写真に情熱を持っていました。大学を卒業し、ほぼ10年間の短い空白後、彼は写真への情熱を復活させ、映画“Iklimler”(気候)のためのロケ地を探してトルコ中を旅しました。それ以来、彼は映画と写真に同等の情熱を持ってきましたが、その結果がこの本になりました。

Hurriyet

「シネマスコープ・トルコ」には、2003年からジェイランがさまざまな土地で撮った、100カットのパノラマのような写真が集められています。愛書家や写真の専門家、映画好きたちは、劇的にレイアウトされた、息をのむような写真を堪能するでしょう。

《映画と写真を追求しつづけて》
1959年、イスタンブルに生まれたジェイランは、ボアジチ大学電気工学科を卒業し、ミマル・シナン美術大学で、2年間、映画を研究しました。1995年、“Koza”(マユ)と題した短編映画を発表後、“Mayis Sikintisi”(5月の雲)はベルリン映画祭で上映されました。

「雪の轍」は雪のカッパドキアを舞台にした映画です


その後の映画、“Uzak”(はるか)、“Climates”、“Uc Maymun”(3匹のサル)、“Bir Zamanler Anadolu'da”(昔々、アナトリアで)で、ジェイランは、審査員大賞(2度)、最高監督賞、最高俳優賞と、カンヌ映画祭のFIPRESCI賞を獲得しました。最新の映画「冬の眠り」(2014)で、彼は、カンヌ映画祭の最高賞であるパーム・ドール賞を受賞しました。

・・・「雪の轍」見ました? 私、見ましたよ。お奨めします。


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