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フランスとベルギーの検事がパリのテロ関連容疑者をトルコで尋問

2016年05月13日 | 国際
5月13日 2015年11月13日、132人がなくなったパリのテロ事件は衝撃でした。この事件関連でトルコで捕まったILメンバーの容疑者3人を尋問するため、フランスとベルギーの検事がトルコを訪れました。

 Hurriyet

モロッコ出身のベルギー市民アフメド・D.(27)、シリア人アフメド・T.(30)、モハムマド・Y.(24)と認定された容疑者の尋問は、5月12日、イズミルで厳重警戒体制の下に、フランスとベルギーの検事によって行われました。フランスとベルギーの法務省がトルコ法務省に3人の容疑者の尋問を出願し、トルコの許可を得た後、検事たちはトルコを訪れました。

16人の代表団は、隠し部屋で尋問を行いました。トルコとフランスの情報機関も尋問に立ち会いました。容疑者たちは地中海岸のアンタリヤで捕まり、ISのメンバーとしてパリのテロ攻撃に関わったとして、禁固10年9か月の判決を受けていました。

“エブー・アフメド・ベルジキ”として知られていたアフメド・D.は、テロ攻撃の場所を偵察し、事件後、パリから逃げ出していました。彼は2015年11月14日、空路アンタリヤに到着し、同県のマナヴガト地区のホテルに泊まりました。

2015年11月16日、アフメド・D.はアンタリヤで拘束されました。パリの爆発のあった場所の図面が、彼のバッグの中にありました。2人のシリア人はシリアからトルコに入り、アフメド・Dに会うために、南東部キリスから個人の車でアンタリヤに来ました。裁判所は彼らを逮捕し、彼らはイズミル県メネメン地区に送られ、禁固刑に服していました。


南東部の村でPKKが大爆発を起こし、市民4人死亡、15人行方不明

5月12日、南東部ディヤルバクル県の村で、PKKによる大爆発が起こり、4人の市民が死亡、15人が行方不明になりました。負傷者は23人。

 Hurriyet
PKKの大爆発で、一瞬で15人が消えてしまった


爆発は村人たちと非合法テロ組織クルド労働者党(PKK)の戦闘員との口論から起こったと知事室は発表しました。PKK戦闘員たちの最初の標的は、村人ではなく、憲兵隊の駐屯地でした。戦闘員らはダムプ・トラックに爆発物を積み、憲兵隊に最も近いタヌシュク村にトラックを乗り入れました。

それを見た村人たちとPKKのトラックの運転手の間で口論が始まりました。「お前、どこに行くんだよ?」「おれら、憲兵隊を爆破しに行くんだから、邪魔すんじゃねえよ」「そんな!やめとけよ!」と、村人たちが車で道路をふさぐと、PKKのドライバーは銃を握って、「邪魔するな」と村人たちに発砲してきたそうです。

両者の衝突が始まり、村人4人が死亡、23人が負傷という大事件になりました。衝突中、一発の弾丸がトラックに積まれた爆発物に当たって大爆発が起こりました。大地に、深さ5メートルの巨大な穴があき、村人15人が消えてしまいました。

「村にトラックが来て、トラックの運転手と村人の口論になった。戦闘になり、武器が使われた」と、ある村人はそのいきさつを話しています。親族が一瞬で行方不明になった人たちは、当局に親族を見つけてくれと言っています。


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