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大統領がビジネス界に「失業者を減らすために、もう1人雇って」

2016年05月09日 | 国内
5月9日 エルドアン大統領がビジネス・リーダーたちに、失業を劇的に減らすために、「もう1人雇ってください」と要請しました。

 Hurriyet
大統領、クール・ビズですね。


「皆さんがもう1人雇えば、失業中の人々のために、150万の新しい職を生み出すことができます」と、エルドアン大統領は5月8日、イスタンブルの労働保健・安全協議会の商工会議所連合会でスピーチしました。

「皆さん、もう1人雇ったら破産しますか? そんなことはないですよね。お金を残して死ぬより、失業中の人に就職の機会を与えるために、お金を使ってください」と、大統領は言いました。

トルコ統計局によると、トルコの失業率は、昨12月の10.8%から、1月には11.1%に増えています。15歳以上の失業者は、1月、前年同期より3万1000人増えて329万人になりました。

国際労働機構(ILO)のデータによると、世界の労働者数は30億、その中の12億が女性です。残念ながら、労働事故や職業疾患で6秒ごとに1人の労働者が死んでいるそうです。これらの死の98%は防ぎうる事故だと、ILOは言っています。労働者の権利と安全を保証するために、政府と雇用主は必要な対策をとるべきだと、エルドアン大統領は言いました。


「3月20日以来、トルコは386人の不法移民を再入国させた」と外務省

3月のEUとの協定に従って、これまでにおよそ400人の不法移民がトルコに再入国し、また、125人のシリア人がEU5か国に再定住したと、トルコ外務省の報道官が発表しました。

Hurriyet

「EUとの合意の枠内で、386人の不法移民が、ギリシャの5つの島からトルコに再入国させられました。そのうちの14人はシリア人ですが、大半はその他の国々の市民です」と外務省のタンジュ・ビルギチ報道官が、5月9日、記者会見で語りました。「不法移民の引き取りと同時に、シリア人の再定住が始りました。この枠内では、125人のシリア人が、ドイツ、オランダ、フィンランド、スエーデン、リトアニアに送られました」

小舟でギリシャに渡る難民を止めるために、EUとトルコは議論を交わした結果、トルコは、3月20日後、ギリシャに着いた移民を引き取ることに合意しました。その代り、シリア人が1人ギリシャから追放されると、ヨーロッパはトルコのキャンプにいるシリア人を1人受け入れるという約束ができました。これによって、大きな危険を冒してまで、エーゲ海を渡ろうとする人は大きく減少しました。


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