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5月1日、厳戒態勢の中、人々は「労働者の日」を祝った

2016年05月02日 | 国内
5月3日 1日、何千人もの人々が、イスタンブル・バクルキョイ地区のバザール・エリアに集まって、メイデーを祝いました。

 Hurriyet

“労働者の日”の祝典は、政党や組合、NGO組織も参加し、午後1時頃始まりました。バザール・エリアに入る人は、警察のセキュリティ・チェックを受け、上空には警察のヘリが飛んでいました。

バクルキョイ行きのメトロ駅やバス駅、メイデー参加者が集合する場所、会場へ行く道路などは、厳重警戒対策がとられました。参加者が掲げたポスターも警察がチェックし、不適当とされて入場を許可されなかった人もいました。

イスタンブル警察本部は、モバイル・コマンドと危機センターをバクルキョイ裁判所内に設置し、爆弾処理の専門家を含む6000人の警官が、水砲車(TOMA)や、警察ヘリ、警察犬とともに、不慮の事態に備えていました。

人民民主党(HDP)のメンバーもバザール・エリアに向かいましたが、検問所で警官と口論が始まり、警察は催涙ガスを使って彼らを追い払いました。セバト・トゥンジェル元HDP議員もガスを浴びました。1人が病院に運ばれ、数人が拘束されました。


PKK関連のグループがブルサの自爆テロの犯行宣言

5月1日、PKKとリンクするグループが、オスマン帝国の都だったブルサで先週起こった自爆テロについて、犯行宣言をし、女自爆者はねらった標的に近づけなかったと言いました。

 Hurriyet
爆発現場で非常線を張る警官たちを見つめる人々。4月27日、ブルサで。


4月27日の夕方、ブルサの有名な14世紀の大モスク近くで起こったテロ攻撃は13人を負傷させましたが、自爆者自身以外、死者は出ませんでした。PKKと提携する「クルド自由の鷹(TAK)」がウエブサイトで、メンバーの1人がブルサを攻撃したと声明を出しました。

自爆犯はエセル・チャリという23歳の女で、攻撃の目的は、南東部で行われているトルコ政府の治安作戦に対する復讐だったと、犯行声明は言っています。自爆者はターゲットに近づくまえに、偶発的に爆薬を爆発させて死んだと、声明は言っています。ターゲットは「われわれクルド人に対する大虐殺の責任を問われるべき人物」ということです。

声明はターゲットについて詳細は語りませんが、女は大モスクを爆破する計画ではなかったと言っています。東部ウードゥル県に住むエセル・チャリの父親、サリフ・チャリさんは、娘の自爆攻撃について、娘は“自分の命をむだにした”と言いました。

「報道によれば、娘はアンカラ大学の言語・歴史・地理学部の3年生だったとき、組織に入ったようです。警察が娘の写真を私に見せて、私の娘か尋ねました。私は娘だと言い、彼女はアンカラに行ったきりだと言いました」と、5月2日、チャリさんはドーアンニュースに話しました。「娘の友人に尋ねても、探しても、娘の居場所はわからなかった」

「私が娘と最後に電話で話したのは、2012年の4月でした。それ以後、娘から連絡はありません」と父親。チャリさんは娘が自爆者になる決意をしたことを悲しみ、「娘はだれも傷つけたくなかったのだ」と言いました。

TAKは、何十人もの人々がなくなった、アンカラの2件のテロ攻撃の犯行声明を出しています。女は標的に近づくまえに自爆をし、多くの命を奪うテロ攻撃からブルサを救ったのだと言うコメンテーターもいます。


イズミルのメーデーで警察のボディチェックに抗議、裸でデモ

5月1日、メーデーの集会が開かれる広場に入る前の警察のしつこいボディチェックに抗議して、裸になっちゃったグループがありました。

 Hurriyet

メーデーの日、イズミルの中央ギュンドードゥ広場に入る前に、警察が強制していたボディチェックに抗議して、彼らは服を脱いでデモに参加しました。


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