長刀鉾の「生稚児」 昔はすべての鉾に稚児が乗っていたが、今は「長刀鉾」のみ
「生稚児」が長刀鉾の館からお出まし 「可愛い!」の声…
今日は一日中雨でしたが、昨日17日はとても良いお天気でした。祇園祭の山鉾巡幸
を見に行って来ました。一番近くは一昨年です。その時は宵宮と本宮の両日行きました。
その時も主人が「祇園さんいこか、来年は行かれんかもしれん…」と出かけました。
今年も「来年生きてても歩かれへんかもしれん」と言いました。
「熱中症熱中所症」と言われている時にと戸惑いましたが、考えて見ますと「辻回し」
も「札改め」も見ましたし、後見ていないのは「注連縄きり」です。
「注連縄きり」はいつも先頭と決まっていて、順番籤を引かなくても良い「長刀鉾」
が「くじ改め」前を通過して、その先に貼られた「注連縄」を生稚児が太刀で切断し
て、巡幸が始まると言う儀式ですから、9時に動き始めて、まもなくですから、早く
行って、早く帰れるからと、見に行くことにしました。
場所取りは6時頃と聞きましたが、それはとても無理なので、できるだけ早くと思い
ました。予定より遅れて、着いたのが8時40分、「注連縄きり」の場所に急ごうと
して時、丁度「生稚児」と2人の稚児の3人が長刀の館から出てきました。それで私
達も留まって、彼らが車に登り、初めての「舞」をまうところまで見てしまいました。
その結果、「注連縄きり」の場所に行くのが遅れ、ほんとにもう一歩の所まで行った
のですが、残念ながら、気配は感じても(縄を切った音は聞こえました)見ることが
出来ませんでした。「もう一度おいで!」と言う事でしょうかね~。
すぐ帰るつもりが、とうとう最後まで見てしまいました。4時間です。2年ぐらい後か
ら2日に分けるそうですね。昔は2日だったそうですが、何時のころからか今のよう
に1日になったのですが、観客も4時間は暑い時だけに一寸辛い、後になるほど、
観客も減るそうで、2日に戻すそうです。
お茶をこごらせて、もって行き、水分補給は十分取りましたが、今日はさすがに疲れ
て、ごろごろしていました。
「稚児の舞」 所々で披露するが 今が今日の舞初め
この人ごみです 新聞報道によれば17万~20万の 人出だとか
ほかの鉾のお稚児さんは歩きます。行列が止まった時は、お供のおとなが持参してい
る椅子に座って休憩します。
私達の座っていた席の斜め前に舞妓さんが居ました。「何でこんな所に?」と思い、
今流行の舞子に化けた人かな~って思っていましたが、正真正銘らしく、お祝いの
御祝儀のお酒(中央に居る男性)を「山」「鉾」に渡して、そのお礼として「粽」を
受け取る役目のようでした。思いもかけないめっけものでした。列が途切れた時は、
舞子さんを見て楽しんでいました。
蟷螂(とうろうやま)唯一動く山と言いますかしら。付いてる人が言います「カマキ
リは見ているだけでは動きません。拍手によって動きます」皆が笑いながら拍手
しますと、蟷螂も手を上げたり羽を広げたりします。「山」の中で、人が綱を引いて
いるそうです。
最後まで見たので面白いものを見ました。巡航中、屋根のひさしに引っ込めていた。
「信号機」を縄を掛けて引っ張って、元通り使える状態に直していくのです。「信号
機」が引っ込められているとは知りませんでした。
日本の三大祭「祇園祭」「天神祭り」「神田祭」。まだ見たことがないのが「神田祭」
一寸と遠いな~!