４月４日（土） 国民会館へ「武藤記念講座」を聞きに行ってきました。国民会館
は大坂城のお堀を隔てた所に在ります。１３階からですが、窓外には大坂城と
桜が見えました。早速写真を撮りました。私のほかにも、何人か撮っておられ
ましたよ。
美齢さんは「ランバン」のお洋服がお好きだそうで、今日もランバンのお洋服と
春らしいスカーフでした。
「今日は、お花見のついでに金美齢の講演会でも聞きにですか？ 金美齢の
講演のついでに花見ですか？」という語り掛けで始まりました。勿論私たちは
「金美齢さんの講演」が主ですよ。今日の日をとても楽しみにしていました。
何時もは女性が数えられるくらいしかいないのに、今日は多かったです。自分
のいえない事をはっきり言ってくれる彼女を好きなんでしょうね。
金さんの目、バッチリ私のカメラを見つめていません？ 人と人の隙間から撮るので苦労します
１００１回目に呼ばれた事を喜んでおられましたよ、２０００回に続く第１回目の
出発の日だって。「アジアの中の日本」という演題でした。
娘さんと息子さんのことからはなしはじめられました。お二人とも、大学を出て、
勤め始め、給料を取り、納税者になると国籍が自分で選べるそうで、二人とも、
迷うことなく「日本国籍」をとられたそうです。
住宅は個々独立した建て方の３階建てで１階金さん。２階娘さん３階息子さん
一家がお住まいだそうですが、金さんはご主人がなくなってからは、仕事場と
して借りたお部屋のほうで住んでおられるそうで、「私は事務所で『住み込みで
働いています』って、ユーモアたっぷりに話されました。
・今の世の中、バイリンガルを重視の傾向があるが、一番大切なのは「母国語」
である。日本で生まれ育った娘や息子には「私は日本語以外（台湾の言葉も）
を教えなかった」
・安倍さんの応援団である。 安倍総理でよかったと思っている。
・私も年をとって（８１歳）記憶力の減退を感じるが、年をとっても理解力は衰え
ないと思っている。
・中国の一人っ子政策は、甘やかされた児が育っただけ。それでも「国のため」
という気持ちを持つことでは日本人が最低である。
・しかし、世界での日本の信頼は大きく「パスポート」はどの国にもスイスイと入
れる。
そういえば「スイスイのパスポート」がほしいために日本に帰化したといった韓
国の整形美人がいましたね。
・日本は何か存在力がない。
・世界の一流ホテルのテレビは昔は「パナソニック」だったのに、今は「サムソン」
に取って代わられている。
結局は日本がすべてを指導して、為替の関係も後押ししたとはいえ、うまうまと
安い製品を造り売り、日本企業は負けたのですね。
・恩恵は受けるばかりではなく、相手に何ができるかも大切です。
これらのことについて、色々と話してくださいました。
質疑の時間に「渋谷区の同性婚を如何思うか」という質問が出ました。彼女は渋
谷区の住民だそうで、「同性婚に対する偏見は一切在りません。しかし子供がで
きないからね～？」という答えでした。
９０分たちっぱなしの金さんを労わる声が出ましたが「まだ講演で立って話すこ
とに疲れはありません。これが元気の目安でもあります。８８という数字がいい
ので、最低それまでは頑張ろうと思っています」
私も健康に留意し、もう一度、８８歳の金さんにお会いしたいです。
