緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

海野義雄演奏 スヴェトラーノフ指揮 メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」を聴く

2023-07-08 00:46:10 | バイオリン
今日は仕事で予期せぬトラブルが発生し、その対応で土日も仕事になるかもしれない。
Youtubeで以前聴いていた、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」で海野義雄演奏 スヴェトラーノフ指揮 ロンドン交響楽団の録音をたまたま目にして久しぶりに聴いてみた。
初めて聴いたときの感想を下の記事に書いていた。

海野義雄演奏 メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」を聴く 2019年2月9日

収賄罪で有罪となってから表舞台に出ることは殆ど無くなったが、この録音は事件が発覚する1年前のものだ。
それにしても美しい音だ。
パワーに若干欠ける感じがしないでもないが、表現力は素晴らしい。
これほどの実力者がささいな欲望と誘惑のためにその後の人生を台無しにしてしまったことは惜しいことだ。
この録音はまたしばらくしてから聴いてみたい。
恐らく聴く回数を重ねていくごとに新たな気付きがあるに違いない。

指揮者のスヴェトラーノフは先日、イエペスとのアランフェス協奏曲の協演のライブ録音を記事にしたが、凄い指揮者だ。
彼が1967年に40歳手前でメロディアに録音したチャイコフスキーの交響曲第6番はこの曲の最上位の一つに数えられる超名盤だ。
今日第4楽章を久しぶりに聴いてみたが、人間の奥深い感情を表現できる高い才能を持った指揮者であることを改めて感じた。

ちなみにスヴェトラーノフは指揮者であるだけでなく、ピアニストであり作曲家でもある。
Youtubeにショパンの練習曲Op.25-7の演奏録音があったので下に貼り付けさせてもらうが、驚くほどの技量の持ち主であることが分かる。
ピアノを弾ける指揮者というのは、繊細な表現を曲の演奏に生かすことができるのではないかと思った。
(そろそろ寝ることにしよう)

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 海野義雄 スヴェトラーノフ ロンドン響 Yoshio Unno, Yevgeny Svetlanov


Yevgeny Svetlanov plays Chopin's Etude opus 25 no. 7
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