緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

合奏練習後の安堵感のなかで弾いたアルハンブラ

2024-01-21 20:26:54 | ギター
今日は冷たい雨の降る寒い日であったが、東京マンドリンクラブの合奏練習のために東京某町に出かけた。
今日の合奏練習の感触としては、ほぼほぼ弾けるようになってきてはいるが、細かい箇所での課題は多数ある。
まあ演奏会は9月だからまだあせる必要はないのだが、2月から千葉マンドリンクラブの定期演奏会に向けての合奏練習が始まるので、そうのんびり構えてはいられないのである。

でも今日の合奏練習も楽しかった。やはり指揮者を始め、メンバーとの音を通してのコミュニケーションが心地よいのだ。
今日は朝10時からの個人練習から始め、7時間殆ど通しで演奏したのでだいぶ疲れてしまった。
練習後はたいてい有志での反省会があるのだが、今日はいつものメンバーの大半が欠席だったので見送られた。

家に着いたら、先日注文していたクリスチャン・フェラス演奏のJ.S.バッハ作曲、無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲のCDが届いていた。
フェラスの生活が荒れだしてからの演奏録音で、マイナーレーベルから発売されたものの、殆ど流通しなかったようで、数が少ないことから高値であったが、これはもう聴くしかないと思って買った。反省会、3、4回分くらいの値段だった。たまたま今日は反省会が無かったので、1回分の金額は回収出来たか。
フェラスのバッハの感想は後日記事にしたい。

晩御飯後に、練習が終わったあとの安堵感のなか、半音上げアルハンブラを弾いてみた。
マンドリン合奏でのラスゲアード多用で爪が削れてしまって、粒のそろわないトレモロになってしまった。


合奏練習後の安堵感のなかで弾いたアルハンブラ 2024年1月21日夜

【追記202401212123】
今日帰宅後に届いていた、クリスチャン・フェラス演奏のJ.S.バッハ作曲、無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲のCDを今、全曲聴き終えた。
いまだかつて、これほど悲しいバッハの無伴奏ヴァイオリン組曲を聴いたことは無い。
大半の曲を、涙無しに聴くことは出来なかった。
済んだ音の奥から深い悲しみが、ピッチのずれた音程から心の苦しみが心の叫びのように伝わってくるように感じられた。
クリスチャン・フェラスは1975年から1982年まで公的な活動からは退いていたという。その間、うつ病に苦しんでいたという。
何が彼を不幸な死に追いやったのだろうか。
しかしこの演奏は1977年に録音された。
この録音が流通しなかった理由が何となく分かった。
正統的、折り目正しいバッハを望む方には絶対お勧め出来ない。
しかし、私にはこのバッハは最高レベルの演奏に感じた。
ヨハンナ・マルツィ、潮田益子(初回録音)とともに、私のベスト盤の1枚となった。
(後日、記事にあげます)
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