緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

イライラする原因と解決方法を考えてみた

2022-06-18 22:15:18 | 心理
今日の朝刊の別冊で「イライラすることについて」をテーマにした特集の記事があった。
その記事によると、イライラする人は全体の51%で、具体的には「コロナ禍なのに地下鉄の中で大声で話している」、「乗り物でイヤホンから音楽が漏れている」、「職場であいさつしても返事が返ってこなくて、その人の人間性まで疑ってしまう」、「車でウィンカーを出さない、トンネルでライトを付けない、携帯電話を操作しながら運転している」、「信号が青になったのにすぐに発進しない」といったことにイライラするのだと言う。

確かに私も以前は、混んでいる電車のホームで歩きスマホをしていて歩く速度が遅い、電車のドアが閉まったのになかなか発車しないといった出来事、エスカレータを小走りに降りていく人、仕事の遅い人、努力しない人などに、イライラしたり腹が立ったりしたものだ。
総じて、あまり周りの人の事を考えずに、自分のいいようにマイペースで行動しているような人に対して怒りの感情を感じていたようなのである。
今はというと、だいぶこのような不快感情は感じなくなったと言っていい。

ではここに上げたような事例のような振舞いに対し、何故怒りの感情が湧いてくるのか、ということだ。
そのことに気付くことができれば、少なくても半分くらいは気持ちが楽になれるのはないだろうか。
私が経験から思うのは、このような行為に対してイライラするのは、「このようなことをするのはいけないことだ、悪いことだ、絶対に許せない、といった認識が心の深いところで価値観として根付いてしまっている」からではないかと思う。
つまり、親や先生や上司、先輩、その他様々な人から、「このようなことをすることは他人に迷惑になることであり、してはいけないことだ」と価値観を叩き込まれた経験があるのではないかと思うのである。
あるいは、かつてまだ未熟だった頃に、このような振舞いをしたことで激しく責められて痛い思いをし、それ以来このようなことをすることは罪の意識をもって「悪いことだ」と信じ、忌み嫌うようになった経験があるのではないかと思うのである。

このような価値観を正しいものとして自分に内面化すると、冒頭に挙げたような行為や人を強く憎み、排斥しようとするようになる。そしてこのような行為をしないよう、潜在意識に自動回路のように規制プログラムを強固に根付かせていくことになる。

よく人の落ち度やミス、失言、だらしなさをこれでもかと激しく正義や道徳的価値観をもって責めたてる人がいるが、このような人が上記に述べたような価値観を潜在意識に強固に植え付けている人なのである。

ここでよく考えなければならないのは、冒頭に挙げたような、あいさつをしない、とか歩きスマホをするといったことが、果たして人間にとって許されざるものなのか、ということだ。
これらの振舞いはひょっとすると、誰しも、生まれながらに持っている性質なのではないか、ということだ。
自己中心的振舞い、だらしなさ、いい加減、怠け、ズボラ、ずるさ、といったものは人間の本能的な本質だと思えないだろうか。

これらの本質を「悪いもの」と厳しく律して、自分の本質から抹殺しようとするから、他人の振舞いすなわち、その自ら憎み嫌っている本質を鏡のごとく見せられて、腹が立ってきて責めずにいられなくなるのである。
これってとても苦しくないだろうか。
だって、いい加減な性質は人間である以上、本質的に誰もがどんなに克服しようとしても出来るものではないからである。

であれば、例えば人があいさつしなかったのはけしからん、こいつはなっていない、許せないといった価値観(人の振舞いや出来事に対し、常に「良い」、「悪い」のジャッチをすること)を手放してみてはどうだろうか。

自分だって嫌いな奴にはあいさつしたくない、忙しいときにはあいさつする余裕がない、人見知りであいさつ出来ないといったこともありうるのだから。

イライラの解決法として、深呼吸するとか、カラオケに行って発散するとか、その場しのぎの解決法がよく言われているけど、もちろん本質的な解決法には程遠い。
人間の本質として決して拭い去ることの出来ないものとして自分にもあるのだから、それを悪いものとして憎み排除するのではなく、受け入れ認めたうえで、状況に応じてその本質をセーブしたり気を付けたりする、という対処方法が良いように思う。

今まで忌み嫌っていた振舞いが許せるようになってくると、そのような人がむしろ自分と同じ性質の人間、仲間的な認識が生れてきて、楽になっていくように感じるのである。
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