東京文化会館音楽資料室を久しぶりに訪れた

今日、久しぶりに趣味目的で東京まで出た。
コロナ感染増加の影響のためか、最寄りのＪＲ駅近くのいつも利用するコインパーキングはすいているうえに料金は１日（２４Ｈ）３００円から２５０円にまで値下がりしていた。
駅のすぐそばのコインパークでさえ１日、３００円まで値下げ。しかもガラガラ。
緊急事態宣言の期間は仕事以外は一切、東京方面まで出かけることはなかったが、今は消毒をまめにして出かけようと思っている。

今日は所用で高円寺までいった帰りに約１年ぶりだろうか、上野の東京文化会館音楽資料室に立ち寄った。
この音楽資料室には思い出がつまっている。
今から１０年ほど前に、ここで衝撃的な音源との出会いがあった。
今でもその時の感動を忘れることはない。
一つは、マリヤ・グリンベルクの弾くベートーヴェンのピアノソナタ第３２番（１９６１年、トリトン盤、原盤はメロディア）、二つ目は、三善晃作曲、谷川俊太郎作詞の合唱曲「沈黙の名」、平成１２年度Ｎコン全国大会での札幌北高等学校の超名演だった。

よく「魂が震える」という言葉を聞く時があるが、これらの演奏を聴いたときはまさにその心境だった。
グリンベルクの録音ＣＤはその日家に帰ってすぐにヤフオクで落札して入手した（希少盤なので５千円もしたが）。
北高の「沈黙の名」の録音はすぐに手に入らなかった（今から４年ほど前に奇跡的にヤフオクで入手）。
なので、東京に出かけた時はこの音楽資料室に立ち寄り、閉館時間の夜８時までこの「沈黙の名」を１回の視聴で何十回も繰り返し聴いたものだった。
この繰り返し聴いている時間、それは夜の静寂に満ちたものであったが、至福のひと時だった。
８時に閉館になると上野駅近くの天やや、今は無くなったが安い焼肉定食の店で晩飯を食べたものだった。

今日、１年ぶりに訪れたが、コロナの影響で、視聴覚室は閉鎖、楽譜や文献のみの閲覧だった。
客は私の他１名のみ。閉館近くに数人きたくらいだ。
また閉館時間が１７時までとなっていたが、これはコロナに関係なく、以前に２０時から早まったのだという。
これで夜の静寂のなか、好きな音楽に耳を傾けるという至福のひとときを満喫することが出来なくなった。
残念！。

今日は以下の楽譜をコピーしてきた。全てギター曲

・古代日本の旋法による前奏曲「箜篌」　小栗孝之作曲
・さとうきび畑　寺島尚彦作曲（ギター独奏用編曲版）
・前奏曲第１７番　木村雅信作曲
・正調五木子守歌幻想　中林淳真作曲

その他、面白そうな記事も数点コピー。

これらの曲もものにできたら録音し、いつか記事にしようと思う。