緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

新型特急「ラビュー」のデザイン・レビュー

2020-02-15 21:41:07 | 鉄道
今日の新聞に、西武鉄道の新型特急Laview(ラビュー)が、世界的に権威のあるデザイン賞である「iFデザイン賞2020」を受賞したという記事が載っていた。
この「ラビュー」を写真で初めて見たのが、2019年10月の新聞記事だった。
1980年代以降の鉄道のデザインにはどれも失望させられていたが、この「ラビュー」のデザインは違うと思った。
そこでこの記事を切り抜いてスクラップしておいたのである。



その後ももしかしたら1回は新聞で写真を見たかもしれないが、1週間前の新聞にまたこの「ラビュー」の記事が掲載されていた。



池袋・西武秩父間の特急が全てラビューなるとの情報だった。

そして今日の朝刊の記事である。

このラビューのデザインのどこに惹かれたのか。
まず、車体形状のバランス感覚が優れていると感じたこと。
JRの茨城方面に行く、思わず笑ってしまうような特急列車ような形状ではなく、均整のとれた無駄のない形状と、大きさである。
そしてシンプルであることだ。
窓の長方形の形状、フロントの連結部カバーの形状がそれを示している。
シンプル・イズ・ベストという言葉を聞いたことがあるが、まさにそれを体現したデザインだと思う。

最も特徴的なのは、フロントの流線形、窓の斬新な形状だ。
これも斬新なようでシンプルさを感じる。
何となく生物を模したような感じもしないではない。

昔、1960年代のバスに、背面が4分の1円の左右対称の2つ窓で、上部が女性のなで肩のような美しさを感じるバスがあったが、私がこれまで見たバスの中で最も美しいデザインだと思っている。
このバスもその流線形の角度や丸みや形状のバランスが完璧だと思われるほどのデザインだった。

下の写真は、高校時代に札幌駅で撮った、当時の国鉄の特急車両「北斗」であるが、気動車でありながら特急列車のデザインとしては最高のものだと思う。
1970年代がこの車両の特急列車の全盛期だった。



この車両のデザインもシンプルながらバランス感覚に優れている。

カメラのデザインも、初代のニコンFやキャノンF-1のデザインが、一番均整の取れた美しい形状をしていたが、その後モデルチェンジした機種は出るたびに変なデザインになっていった。
多分、いろんな機能を付けすぎるからだと思う。
コンビニみたいになんでもありの、いろんな機能を付ければいいというものではないと思う。
最近の車がそれをやって、中年太りのような車体になってしまった。

ラビューを間近でみたことは未だ無いが、2週間くらい前に西武新宿駅に止まっているのを、JR線の電車の窓越しに見た。
カラーがどんなだったかははっきり見えなかったが、いつかは間近で確かめてみたい。

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