肉体労働による汗と緊張による汗の両方を経験して弾いたアルハンブラ

築５５年の高額あばら家への引っ越し準備が着々と進んでいる。
昨日は約２０年間、一度も封を開けなかったガソリン車用エンジンオイルをもったいないけど捨てた。
日の当たる温度の高いところに置いていたからオイルは劣化していた。
一寸黒ずんでいた。





家具の一部やストーブ、三脚などは不要品買取に出すことにした。
本も惜しいけどダンボール９箱、買取に出した。
古書がいかに安く買い取られるか痛感する。売るときは１０倍以上の値段で売るのだろうけど。

次はＣＤだ。これも一部はディスク・ユニオンの買取に出すことにした。
しかし高級品ではないにしても随分と物を買ったものだ。これは殆どは心の空白や寂しさを埋めるために買ったものに違いないと思う。
精神的に満たされていれば、こんなに買わないだろうな。買っても十分に活用しなかったものが実際多い。
活用されずに、夥しいほこりにまにれて長年部屋を占拠するような生活から脱却せねばならぬ。

今日、新聞だったかな、財を築いた人でも不幸な人はいるし、貧乏でも幸せで楽しい人生を送っている人もいる、というコメントを見たが、確かにそうで、お金や物が人を幸せにすることはないと思う。
これからの人生をどう生きれば幸せになれるか、おぼろげながらではあるがイメージはつかめてきてる。

新高額あばら家に何年住むかわからないが、シャンデリアの輝く高級住宅よりもきっと居心地はいいに違いない。

さて寝る前の１曲だ。

本やらなにやら箱詰めで普段していない肉体労働でかいたいい汗といつもの失敗してはいけないというプレッシャー掛けによる緊張による悪い汗の両方を味わいながら弾いたアルハンブラ　２０２２年１１月１０日