思いっきり暗く、荒涼としていて、恐ろしく不気味なギターの現代音楽をYoutubeで探しているのだが、なかなか見つからない。
外国の作曲家によるもので、Youtubeの映像がどこかの国(ロシアか東欧だと思う)のさびれた荒涼とした風景を背景に演奏されたギター現代音楽は見つかったが、荒涼以上のものは感じられなかった。
やはり野呂武男の「コンポジションⅠ、Ⅱ」に匹敵する現代音楽は無いのか。
Youtubeを見ていると思いがけない映像が目に入った。
国鉄時代の電気機関車、型式「EF58」の走る姿だった。
ありがとう チャンネル登録1000人到達記念 想い出の鉄道シーン特別編 1986年編集EF58
ある日の国鉄広島駅 その2
このEF58は、1960年代から1970年代に貨物列車や寝台列車を牽引した電気機関車である。
私が就職で東京に出てきた1987年にはわずかであったが、東京駅周辺で見かけることがあった。
カラーは青色が最も多く、数は少ないがこげ茶色も見かけた。
あと全く偶然であったが、4、5年くらい前に、電車の窓からこのEF58の緑色の車体を見たことがあった。
このEF58は通称「青大将」と言われていたらしい。
このEF58は実に美しい容姿をしている。
横幅は他の電気機関車よりも狭く、車体は長い。
つまりスリムでしかも完璧なバランスを有している。
前方及び後方の両端は、窓のある面が斜めに傾斜しており、またボディの前と後ろが中心から左右に傾斜しているところが特徴的だ。
また車輪を固定する台(?)の高さがあることも目を惹く。
このデザインは素晴らしい。
余計なもの、無駄なものが一切無い。とても洗練されている。
ヘッドライトも1個だけなのもいい。
このEF58、かすかな記憶なのだが、1970年代前半に家族旅行で九州に行ったとき、新大阪発長崎行きの寝台特急「あかつき」に乗ったのであるが(3段寝台だった)、この寝台列車を牽引していたのがEF58だったと思う。
また1980年に高校の修学旅行で東京に行ったとき、上野駅でこのEF58をこの目でしかと見た。
最高にかっこ良かった。
このEF58、容姿だけでなく汽笛も美しい。
ピッチが高過ぎず、低すぎず、ベストな音なのだ。もちろん電子音なんかではない。
あと運転席の機械類、計器類はまさにアナログだ。
高度な運転技術と熟練がなければまともに運転できそうもない。
昨今のオートマされた女性でも運転できるようなやわな運転席とは大違いだ。
昔の機関車のデザインは地味であるが、地味であるからこそ、最高に洗練された美しさがあった。
この時代のデサイナーはとても美的センスに優れていたに違いない。
電気機関車であれば、EF58の他、EF62,EF63,EF64が好きだ。
ディーゼル機関車であればDD51だ。
昨今の電気機関車と言えば、桃太郎とか金太郎とか名前の付いた機関車をよく見かけるが、金太郎は我慢できても桃太郎はひどすぎる。
たまにしか見かけないがブルーサンダーという名前の機関車にはもっと落胆させられる。
そしてもっとも驚いたのは、北海道に帰省した折に数年前から見かけるようになった、型式も名前も分からないが、まんまるに太った、信じられないほど不格好なディーゼル機関車である。
なんでこんなデザインにしたのか。理解に苦しむ。
乗用車にしてもバスにしても鉄道にしてもデサインは1960年代から1970年代のデザインが最も優れている。
この時代の車体のデザインは、地味なのであるが、地味であるが故に均整がとれて無駄なものがなく、完成度の高いものだった。
そこが最大の個性であり、隠れた主張でった。
それにくらべて今のデザインには失望させられる。
中年太りで横っ腹の出たような均整の無いデザインが横行している。
よくこんなデザインでいいと思えるのが不思議だ。
目立とうとしたデザインを採用して逆に裏目が出ていると思う。
車体のデザインは地味でシンプルなのが一番成功すると思う。
カラーも同様だ。昔の機関車の地味な色の方がいい。
また運転席もスカスカになってしまった。
機械という感じはしない。オートマになればなるほど味気なくなる。
外国の作曲家によるもので、Youtubeの映像がどこかの国(ロシアか東欧だと思う)のさびれた荒涼とした風景を背景に演奏されたギター現代音楽は見つかったが、荒涼以上のものは感じられなかった。
やはり野呂武男の「コンポジションⅠ、Ⅱ」に匹敵する現代音楽は無いのか。
Youtubeを見ていると思いがけない映像が目に入った。
国鉄時代の電気機関車、型式「EF58」の走る姿だった。
ありがとう チャンネル登録1000人到達記念 想い出の鉄道シーン特別編 1986年編集EF58
ある日の国鉄広島駅 その2
このEF58は、1960年代から1970年代に貨物列車や寝台列車を牽引した電気機関車である。
私が就職で東京に出てきた1987年にはわずかであったが、東京駅周辺で見かけることがあった。
カラーは青色が最も多く、数は少ないがこげ茶色も見かけた。
あと全く偶然であったが、4、5年くらい前に、電車の窓からこのEF58の緑色の車体を見たことがあった。
このEF58は通称「青大将」と言われていたらしい。
このEF58は実に美しい容姿をしている。
横幅は他の電気機関車よりも狭く、車体は長い。
つまりスリムでしかも完璧なバランスを有している。
前方及び後方の両端は、窓のある面が斜めに傾斜しており、またボディの前と後ろが中心から左右に傾斜しているところが特徴的だ。
また車輪を固定する台(?)の高さがあることも目を惹く。
このデザインは素晴らしい。
余計なもの、無駄なものが一切無い。とても洗練されている。
ヘッドライトも1個だけなのもいい。
このEF58、かすかな記憶なのだが、1970年代前半に家族旅行で九州に行ったとき、新大阪発長崎行きの寝台特急「あかつき」に乗ったのであるが(3段寝台だった)、この寝台列車を牽引していたのがEF58だったと思う。
また1980年に高校の修学旅行で東京に行ったとき、上野駅でこのEF58をこの目でしかと見た。
最高にかっこ良かった。
このEF58、容姿だけでなく汽笛も美しい。
ピッチが高過ぎず、低すぎず、ベストな音なのだ。もちろん電子音なんかではない。
あと運転席の機械類、計器類はまさにアナログだ。
高度な運転技術と熟練がなければまともに運転できそうもない。
昨今のオートマされた女性でも運転できるようなやわな運転席とは大違いだ。
昔の機関車のデザインは地味であるが、地味であるからこそ、最高に洗練された美しさがあった。
この時代のデサイナーはとても美的センスに優れていたに違いない。
電気機関車であれば、EF58の他、EF62,EF63,EF64が好きだ。
ディーゼル機関車であればDD51だ。
昨今の電気機関車と言えば、桃太郎とか金太郎とか名前の付いた機関車をよく見かけるが、金太郎は我慢できても桃太郎はひどすぎる。
たまにしか見かけないがブルーサンダーという名前の機関車にはもっと落胆させられる。
そしてもっとも驚いたのは、北海道に帰省した折に数年前から見かけるようになった、型式も名前も分からないが、まんまるに太った、信じられないほど不格好なディーゼル機関車である。
なんでこんなデザインにしたのか。理解に苦しむ。
乗用車にしてもバスにしても鉄道にしてもデサインは1960年代から1970年代のデザインが最も優れている。
この時代の車体のデザインは、地味なのであるが、地味であるが故に均整がとれて無駄なものがなく、完成度の高いものだった。
そこが最大の個性であり、隠れた主張でった。
それにくらべて今のデザインには失望させられる。
中年太りで横っ腹の出たような均整の無いデザインが横行している。
よくこんなデザインでいいと思えるのが不思議だ。
目立とうとしたデザインを採用して逆に裏目が出ていると思う。
車体のデザインは地味でシンプルなのが一番成功すると思う。
カラーも同様だ。昔の機関車の地味な色の方がいい。
また運転席もスカスカになってしまった。
機械という感じはしない。オートマになればなるほど味気なくなる。