今日は出かけるぞ!と思っていたので、午前中に起きられた。
そして、新宿まで映画「ガガーリン 世界を変えた108分」を観に行った。
年末からずっと気になっていた映画である。
1961年に世界初の有人宇宙飛行という偉業を成し遂げた、ユーリー・ガガーリン生誕80周年を記念して製作された感動の伝記ドラマ。まだテレビすら珍しかった時代に、命懸けで前人未到の領域に踏み込んだ宇宙飛行士の冒険と飽くなき探究心を描く。
ユーリー・ガガーリン(ヤロスラフ・ザルニン)は、3,000人を超える空軍パイロットの中から選ばれた20人の宇宙飛行士候補の一人だった。彼は仲間たちと競い合いながら想像を絶する訓練を経て、ついに宇宙へと旅立つ栄誉を手にする。そして迎えた1961年4月12日、ガガーリンはソ連製宇宙船ボストーク1号に乗り込み、人類初の有人宇宙飛行に挑む。
感想
・ガガーリンを乗せたロケットが発射するシーンで既に涙が出たのだが、漆黒の宇宙と瑠璃色の地球を見つめるガガーリンの希望に満ち溢れた青い瞳、また有人宇宙飛行成功を祝うソ連の民衆の喜びっぷりにボロ泣きだった。
・人間の体が無重力に耐えられるかも分からなかった時代に、宇宙に行く勇気・・・凄い度胸だ。
・ガガーリンはコルホーズ出身の貧しい農村出身で、それからの生い立ちを宇宙にいる108分で回想するという構成が秀逸。
・全体的に陰鬱とした重々しい作品だったのだが、宇宙飛行士候補生との友情やガガーリンがまだ赤ん坊の娘をあやすシーンで緊張が解れた(赤ん坊の隣にクマのぬいぐるみ発見←目ざとい)。
・勤勉で努力家、体力もあり、温厚で精神力も強い・・・ガガーリンってすげぇな。しかもイケメン。
・米ソの宇宙開発競争の激しさがふんだんに盛り込まれていた。
・大気圏突入シーンは手に汗握った。同時に小惑星探査機はやぶさのことを脳の片隅に描いてしまった。
・いや~、よかった。期待を裏切らない作品だった。
世界で初めて有人宇宙飛行を達成したガガーリンのドラマ!映画『ガガーリン 世界を変えた108分』予告編
VIDEO
予告編の音楽を聴くだけでも涙腺が弛む・・・。
ガガーリンについてはこちらのサイトにも詳しく書かれている。
http://japanese.ruvr.ru/2014_12_03/280783502/
映画館を出たあと、新宿の街を歩く。
今日は成人式だったので晴れ着を着た子も何人かいた。
バーガーキングで一服し、コミカミノルタプラザへ。
お目当ては「宇宙から見たオーロラ展2015」という企画展。
宇宙から、地上から見た美しいオーロラの写真展示だ。
写真だけではなく、オーロラの原理等を詳しく解説してくれる動画もあり、すごく面白かった。
オーロラが太陽風と電磁波でできること、北海道でもオーロラは見られることはあるけれども赤一色だけだ、とか。
国際宇宙ステーションから見たオーロラの動画も見ることができた。オーロラ自体も勿論綺麗なのだが、奥にある漆黒の闇に浮かび上がっている星も強烈に美しかった。
Aurora seen from space ISS( 宇宙ステーションから撮影したオーロラ映像)
VIDEO
若田光一さんの活動を紹介するモニターもあり、若田さんが国際宇宙ステーションで188日を過ごしたことを知った。そして、ガガーリンが宇宙で過ごした108分から若田さんの188日間の宇宙科学の進化を感じて・・・胸熱。
若田光一宇宙飛行士 188日間の軌跡 日本人初船長への挑戦 ~第38次/第39次長期滞在ミッションダイジェスト~
VIDEO
プラザの入口には宇宙服の展示があり、顔を出せるようになっている。
勿論、顔を出した(近くにいた人に撮ってもらった)。
吉熊も宇宙には関心があるようだ。
そして更に興奮させたのが、やはり入口付近にあったモニター。
「HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-」の予告が流れていたこと!!
うひょ~!
今日はひたすら宇宙を感じられて幸せだった。
外に出ると通りはネオンに溢れており、すっかり夜の新宿になっていた。
本のデパート・紀伊国屋書店をぶらぶら。
でも今日は買うものが決まっている。
「月刊 新潮」である。
嶽本野ばら 「純愛」(430枚一挙掲載)がお目当て!!
最初の数ページを読んだのだが、読みごたえがあって面白そう。
本も私にとっては宇宙だ。
白紙の上に星という名の文字が宿り、宇宙が果てしなく広がっている。そんなイメージ。
あっという間に終わってしまった休日。
明日からまた労働。
今現在はやぶさ2の地球からの距離は約1,600万キロ。
(
http://www.lizard-tail.com/isana/hayabusa2/ )
はやぶさ2も頑張ってるんだし、私も頑張ろう!!