世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

五月に五月と五月をのせて

2005年05月16日 23時56分57秒 | Weblog
まだ月曜日らしい。
信じられない。眠いし。
そう言えば、寝不足の日っていつもよりイライラするよなぁ。
今日は早く寝るか。

そんな私と対照的に、今日は風薫五月な日和だった。
五月病なんてネガティブな言葉があるけれど、やっぱり五月は爽やかさが売り。


「となりのトトロ」に出てきた姉妹はサツキちゃんとメイちゃん。
原作の第一部は『五月に五月(サツキ)と五月(メイ)をのせて』という小題だった。
初めてこの原作を読んだのは当時小学校五年生(たぶん一学期)。
私はその粋なタイトルに非常に高い関心を寄せ、「サツキもメイも五月っていう意味なんだよ」と聞かれてもいないのに同級生に地味に披露していた。

五月に五月と五月をのせて

あのとき幼かった私は、
あのとき想像したこともない27歳になった。
いや、あのときは想像する行為自体していなかった筈だ。
毎日が毎日の繰り返し。
給食の献立や掃除の割り当て場所、…そんなことに一喜一憂していて想像などの高尚なことはしていなかった。

今の私も同じ。
明日のことは考えても三年後、五年後のことを想像しない。
見ないようにしているのかもしれないし、余力がないのかもしれない。
きっと今と同じことしているんだろうなぁという安心感と、
そんな生活に飽きることへの不安が重なり、
…結局「まぁ何とかなるんじゃん」という惰性の元で生きているんである。

いいのかなぁ、本当に。世の中の人ってみんな同じようなこと考えているんかな。

トトロは子供にしか見えないらしい。
でも、…まだ見ることができそうな私。

…見ることが出来る目を失いたくないのかもしれない。
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