世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

雨の休日

2022年11月23日 23時30分24秒 | Weblog
10時に起床。目覚めたとき、わが身は敷布団の外にあった。アンクルジョンが中心で寝ていて、追い出されたのである(実話)。
アンクルジョン、そのうちこのマンションの名義人になるんじゃね?

アンクルジョン「外は雨ですね」


せかっくの休日だというのに今日も雨。最近、休みの日に雨が降るの多すぎ.。平日のどうでもいい日には晴れるのに。雨の出勤日も嫌だけど。

身支度をして、近所のベトナム料理店でランチをした。
今日も前回同様、ブンチャー(米粉を使った素麺みたいなもの)セットにした。
フォーは途中で飽きるけどブンチャーは飽きない。
食べ進めると多彩な味を次々に提供してくれるからだろうか。
汁が甘酸っぱくて、ナッツやヌクマムの風味が都度、鼻孔を突き抜ける。


汁に入っているハンバーグみたいな肉団子が香ばしくて好き。


パクチー。そんなに嫌いではない。たくさんは食べられないけれども。


揚げ春巻き、生春巻きもバッチリ。


デザートはタピオカとココナツミルク。上に乗っているナッツが香ばしくて全体の味を引き締めている。


店内の一角では食材も売っている。ベトナムの国営スーパーを思い出す(スーパーに入るには店外のロッカーにバッグを預けなくてはならない。けっこう厳しかった)

左上のコーヒーはとても有名。私も旅行の際に買った。

嗚呼、美味しかった。
良い店が近所にあるので嬉しい。


一旦帰宅して、今日は恵比寿へ。

東京都写真美術館で開催されている星野道夫「悠久の時を旅する」を観に行った。
昨日、NHKのニュースで奥様の直子さんが出てて、本展を知った。


このクマの恍惚とした表情…!
本当に好きすぎてつらい。ずっと見ていたい…!



最果ての地における動植物、自然の息吹を感じた。
星野さんが撮ったクマの写真、そして光る文章、…大好き。
「どうぶつ奇想天外」の撮影中クマに襲われて他界された星野さん。
ご存命だったら今、どんな写真を撮っていただろうか。

白夜のアラスカでオオカミにカメラをパクられた星野さんが「今年買ったばかりなのに」「取り戻したい」一心で、トコトコとカメラを咥えて前を走るオオカミを追いかけた手記の生原稿は面白くて2回読んだ。




2Fのグッズ売り場で絵葉書を購入。クマを中心に。


フライヤーも読みごたえがある。


おお~。テレビ情報。助かる!!



過去のブログを遡ってみる。今まで何度か星野さんの展覧会には足を運んでいる。

2016年09月04日 「没後20年 特別展 星野道夫の旅」

2013年07月06日  夏が来た

2008年01月20日 いちかわ 星野道夫展

今回の展覧会もかなり良かったので、会期中、もう一度行きたい。

恵比寿駅に向かう途中、恵比寿ガーデンプレイスに期間限定で飾ってあるバカラのシャンデリアを拝んだ。
燦然と輝く硝子の煌めきにうっとり。

今年もそんな季節なのだな。







美味しい物でお腹を満たし、写真展で悠久の時を感じ、バカラの煌めきで心を穏やかにする、雨だったが充実した一日だった。

星野道夫さんの自然への畏怖が溢れる写真を見ると、「雨のバカ」とか思っている自分がちっぽけに思えてくる。
思うことは仕方のないことだけれども、そんな偏狭な視野を今日見た瞼に残る星野さんの写真は優しくたしなめてくれる。