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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

没後50年 藤田嗣治展

2018年10月07日 | Weblog
東京都美術館にて明日まで開催の藤田嗣治展に行ってきた。楽しみにしていた割にはギリギリの鑑賞になってしまった。今年の夏は暑すぎた…。
今日も暑かったけど。









藤田嗣治展は10年前の宇都宮市美術館で開催された展覧会以来。

2008年9月15日 宇都宮の休日

最終日直前ということもあり、超大混雑。




今回も大好きな「礼拝」を見られて満足。神々しい宗教画の中に自分も入れちゃうあの絵!思わず絵葉書を買ってしまった。

10年前は笑ってしまったけど40歳になって見ると、なんだか涙が出てくるほど神々しく感じる。



裸婦画の乳白色の白は間近で見るとマジで滑らかで陶器のよう。ひたすらうっとりである。




「人魚」
これ、とっても好き。
エリック・サティを聴きながらこの世界に溺れたい。


「カフェ」

カフェの喧噪までも聞こえてきそう。


「アネモネ」


「バラ」

花自体だけではなく、茎の曲線の優美さも伝わってくる。



自画像は猫にゃんといる絵が多い。
どの猫にゃんもとてもかわいい。
藤田のこの髪型はセルフカットしやすいようにそうしたらしい。
戦時中は坊主にもしていたけど、また晩年はこの髪型に戻した。


南米で旅画家になったり、戦後間もない沖縄でリゾートしてみたり、5回も結婚したり、猫にゃんに耽溺したり、フランスで洗礼を受けたり…藤田嗣治の人生の軌跡を作品から感じられる展覧会だった。


物販コーナーもさらに大混雑。
もみくちゃにされた。
絵葉書を複数枚購入。

このうちのどれかで嶽本野ばら先生にお手紙を書こうと思う。



そしてフランス製のメモパッドも買った。
可愛さに負けた。
マグネットが内蔵されていて、ちゃんと閉じる。イカしてる。使うのがもったいなく思ってしまう。








お外に出たら真っ暗でびっくり。
暑くて秋だということを忘れていた。




上野公園で大陶器市が開催されていた。
母がいたら喜ぶだろうに。




帰りに、地元の喫茶店でオムライスを食べた。美術鑑賞ってお腹空く。
3時間、立ちながら集中していたから。





久々の美術鑑賞で心が穏やかになった。