世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「川端康成コレクションと東山魁夷 知識も理屈もなく、私はただ見てゐる」

2013年11月04日 22時48分50秒 | Weblog
朝、凄く良い匂いで起きた。
母ヨーコたんがパエリアを作ってくれた。
超美味しかった。しっかりと海の風味がしていた。



そして母ヨーコたんの若い時の写真を閲覧!!
デパガ時代(向かって右)
私に似ている。


化粧をしてブローをして身支度。
母ヨーコたんに、私のメイク道具で化粧を施して差し上げた。
アイメイクをすると化粧映えする母の顔立ち。


建設中の実家に寄った。
木の匂いがひんやりと漂っていた。
純和風の家になるそうだ。楽しみである♪


庭の大谷石に乗る吉熊。
ご満悦。



宇都宮美術館へ行った。

ふんだんに大谷石が使われている。





「川端康成コレクションと東山魁夷 知識も理屈もなく、私はただ見てゐる」





本展は、文学と美術で昭和を代表する二人の交流を軸に、国宝3点を含む川端コレクション、長らく未公開だった東山コレクション、そして両家が所蔵する東山作品を一堂に展観。かなり見応えのある企画展だった。

東山魁夷は好きな画家の一人だ。
3年前、山種美術館で行われた企画展にも行った。
2010年01月17日「東山魁夷と昭和の日本画展」




川端康成の写真。このポーズ、素敵。





「緑影」

本作品店で一番惹かれた作品。湖面にの映り込みと上の部分の表現の違いが面白くて、見入ってしまった。


「星の夜」

可愛いモチーフ。夢のような作品。



「山湖静」

静謐な空気が見ているこちら側にも伝わってくる。心洗われる作品。



「晩鐘」

ドイツの風景。
鐘の音が響き渡る夕暮れ時の様子がひしひしと伝わって来た。


「北山初雪」

荘厳で抒情的な作品。雪を被った一つ一つの木々がある一定のリズムを伴って視覚に映り込む。ずっと見ていて飽きない作品。


他に川端康成の珠玉のコレクションや、林芙美子・太宰治・三島由紀夫からの手紙が展示されていて、大変興味深かった。


売店で東山魁夷の「日本の美を求めて」が売られていた。この随筆、高校時代の教科書(現代国語)に載っていた。綺麗な文章だったのを覚えている。
また川端康成の「眠れる美女」も売っていた。これ、高校時代読んで、読書感想文の宿題で提出したんだよな…先生、ビックリしていたことなどジワジワと思い出した。


東山ブルーに身も心も洗われた。
うっとり。
東山魁夷曰く、描くものを探すのではなくて、風景から「私を描いて」と言ってくるらしい。


コレクション展。
宇都宮美術館の目玉作品。
マグリットの「大家族」
これを見る度に「嗚呼、宇都宮に帰って来たんだな」と思う。
この作品が宇都宮市に来た時、私は大学生だった。
あれ以来、大好きな作品だ。




車窓。雨が止んで晴れ間が出てきた。亮子の雨女伝説、最強(私が帰省するときは大体雨が降る)。



くら寿司へ。早めの夕御飯。たくさん食べた。




FKDインターパークに寄り、ちょろっと買い物。
コムサの服でいいなと思ったものがあったがタイムオーバー。
妹は冬服を購入した。
お土産に那須トラピスト修道院のガレットを購入。明日、会社の人に配布しよう。

19時半すぎの湘南新宿ラインで帰京。
両親と別れるときはいつでも寂しい。
色々ありがとう。

電車内…またもや妹とお喋り。どんだけ仲良しなんだ…!?

楽しみにしていた三連休も終わってしまった。
明日からまた仕事。
決算発表もあるし、やることいっぱい…。
頑張ろうっ!!



私の好きな「Fragrance」(AIR ELEMENT)の動画。
マグリットの「大家族」が使用されている。
あの絵を見る時はこの曲が脳内に流れる。
Fragrance






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秋の帰省

2013年11月04日 22時30分16秒 | Weblog
11/3(日)
実家に帰省。妹・芋子と一緒に電車で帰る。毎晩LINEで話しているのに、この日もお喋りしまくって、あっという間に雀宮に到着。
実家に到着すると、母ヨーコたんが鍋の支度をして待っていてくれた。
おもてなし@実家。

いちごのワイン「那須の原」


スペインのお土産・カラスミとオリーブ


かき鍋

もち巾着には、もちと柚子とチーズがインしていた。美味である。

妹と母のスペイン話に爆笑。
珍道中だったらしい。
そうこうしているうちに、ワイルドでファンキーな弟まーくんもやって来た!
父・ご機嫌。



私はお土産でロゼダンジュを一本持ってきたのだが、殆ど自分で空けてしまった。

抗うつ剤パキシルを飲まなくなってから、どうも認知が歪みがちで、思考と感情が暴走気味な私。
自分でもどうしていいか分からぬことが多い。
この日もなんだか泣いてしまった。

そんな私に
妹は、私の涙をティッシュで押さえながら
「亮ちゃんは、自分の人生を歩めばいいと思うよ。無理して他人に合わせて納得がいかない人生送っても後悔するだけだよ。私はブレない亮ちゃんの生き方とか考え方とか好きだよ」
と。

そしてワイルドでファンキーな弟は
「俺、亮ちゃんの事、マジでリスペクトしてっから」
と。

…ううう。私はなんて良い兄弟を持ったんだ…!!!!

そうだよなー…。
他人の価値観なんて所詮は他人の価値観なんである。
自分ができないこと、好きじゃないことを無理してやってもきっと楽しくないし、つまらない。
要は自分が棺桶に入るときに「嗚呼良い人生だった」と思えればいいんじゃね?と明るく開き直る。
(他人に迷惑を掛けないことが大前提だけど。)


2時過ぎまで妹と語り、そしてお互い、隣の部屋に居る時もLINEで語り合い、3時ぐらいに寝た。

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