世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

妥協の人生

2008年07月25日 20時07分29秒 | Weblog
一週間終了…。
今週はキレたなぁ…。
すっかり体力を消耗し、今日なんてもぬけの殻だった…。


私には、稟議書を受け付けるという仕事がある。
当社の稟議書は、予算比の数字や予算外の場合には理由を書き添えてもらうことになっている。
決裁者が数字や理由を知りたがるからだ。

今日、某さんから上がってきた稟議書はそこら辺が大変杜撰であった。

「数字、書いてくださいね。数字がわからなかったら教えるわよ」
と私は電話で彼に伝えた。

しかし、彼の返答は私をがっかりさせるに充分だった。

「いやー。経費を意識するっていうのも分かりますがね。こういう電話も無駄な経費なんじゃないスかねー?一つお願いしますよー」

彼は私より年下である。
いわゆるライン部門で活躍しているのも知っている。先日、係長になったのも知っている。
しかし、彼の発言は些か常識を逸脱してはないだろうか。


ここで一生懸命に力説しても報われないということを、私はいつの間にか学習してしまっている。
売上高を作れる人が社内で威張るのは仕方がないこと。
彼も忙しいのだろう。
そう…諦めた。諦めてしまったんである。


数字を書き入れるとき、私は、なんだか凄く嫌なものを感じた。

『妥協の人生』
…そんな不協和音を身に染みて感じた。

面倒なことを回避して生きる…ということを念頭に置いていつも生きている。
けれども仕事ではそれは許されなかったんだ。きっと。

力づくでも彼自身に数字を書き入れてもらうのが妥当だったんだと、帰りの電車で思った。

その為には、やはりコミュニケーション能力を高めないといけない。
それは私にとって苦手なことだけれども、我が人生を『妥協』という二文字でカテゴライズするよりかは遥かにマシである。
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