1987年1月16日.東京.サントリーホール
指揮者:ジュゼッペ・シノポリ/フィルハモニア管弦楽団、東京音楽大学(合唱)
ソプラノ:ユリア・ヴァラディ
アルト:ワルトラウド・マイヤー
NHKのテレビでも演奏会の模様が放送され、その圧倒的な演奏に感激したものの、
ビデオに残さず、今でも痛く悔んでゐる演奏会の様子です。
辛ふじて、音だけは残ってゐます。
好みは別として、ワルターやクーべリック、バーンスタインの後の世代として
インバルやベルティーニ等と共に頭角を現してきた時期の演奏です。
情感に流されない、理知的な、分析的な演奏です。
元々、終楽章が劇的であるゆゑ、ライブでもそんな演奏が多いのですが、
この演奏は、それを慎重に避けたやうなところがあります。
ラストの前に、一瞬、夢のやうにハープの音色が耳に残ったのは見事な仕掛けか?
とまれ、84分の演奏の果てにあるのは、
本当に「復活」なのか? あるひは「死滅」なのか?
指揮者:ジュゼッペ・シノポリ/フィルハモニア管弦楽団、東京音楽大学(合唱)
ソプラノ:ユリア・ヴァラディ
アルト:ワルトラウド・マイヤー
NHKのテレビでも演奏会の模様が放送され、その圧倒的な演奏に感激したものの、
ビデオに残さず、今でも痛く悔んでゐる演奏会の様子です。
辛ふじて、音だけは残ってゐます。
好みは別として、ワルターやクーべリック、バーンスタインの後の世代として
インバルやベルティーニ等と共に頭角を現してきた時期の演奏です。
情感に流されない、理知的な、分析的な演奏です。
元々、終楽章が劇的であるゆゑ、ライブでもそんな演奏が多いのですが、
この演奏は、それを慎重に避けたやうなところがあります。
ラストの前に、一瞬、夢のやうにハープの音色が耳に残ったのは見事な仕掛けか?
とまれ、84分の演奏の果てにあるのは、
本当に「復活」なのか? あるひは「死滅」なのか?