こんなアルバムがありました。
小生の好きな、ロバータ・フラックが、結構カラオケで小生も16番くらゐにはしてゐる高橋真梨子の曲をカヴァーしたアルバム、です。
面白さう、と思って聴いたのですが、残念な結果でした。
今どき、こんなに、見事に失敗する例も珍しいのではー。
抜群の歌唱力を持つロバータ・フラックが、高橋真梨子の曲を歌へないわけがないし、勿論、なぞった歌ひ方ではなく、自分のスタンスで歌へるはずですが、聴き終はって面白くない。
何故なのか、自分でも不思議に思って歌詞等を読んでみると、妙に日本的な心情を反映させて英訳してゐるきらひがある。
そして、そのややウエットな心情に、何としたことか、R・フラックが合はせるやうな歌ひ方をしてしまってゐる。
これでは、プラスかけるプラスながら、見事なマイナスの結果になってしまふ。
おそらく、日本側から仕掛けた企画だったのでせうが、R・フラックにとっては、やらずもがなの一枚になってしまったのではないでせうか?
(写真は、アルバムより)