やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

「柳よ泣いてくれ」

2005-07-23 | 書棚のジャズアルバムから
「Willow Weep For Me」
 作詞・作曲/アン・ロネル

レイ・ブライアントの「アローン・アット・モントルー」に入ってゐました。
1972年、モントルー・ジャズフェスティバルに、オスカー・ピーターソンの
代役で出演したライブ盤です。

初めのうちは、このピアニスト誰? みたいな反応で、
粒のそろった音ながら、ややゴスペル風に流れるリズム感で、少し異色な演奏です。

演奏会の模様は、後半から、このピアニストはすごいぞ! と盛り上がってきますが、
マッコイ・タイナーは試行錯誤の中で自分のスタイルを見つけてゐる最中、
チック・コリアやキース・ジャレットは、自分等の新しい世界を開き始めた頃です。
さういふ意味では、やや旧いタイプの演奏であり、音楽なのかもしれません。