やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

街並み

2005-05-16 | やまがた抄
週末に、山形市のシンボルタワー、霞城セントラルで会合がありました。
23階の一室でした。
ビルには幾度も行ってますが、最上階近くは初めてで、
少し早めに着いたので展望を楽しんでゐました。

さして美しいと思へる街並みではありませんが、まずまずだな、と
幾枚か写真を撮りました。
瀧山に抱かれるやうに(蔵王は山形市街からは見へません)、
誇れるほど大きくは無く、卑屈になるほど小さくも無く、こじんまりとしてゐます。

以前、デザイン会議が山形市で開催されたとき、「山形はスカイラインが低いですね」
と見下ろすやうに云った講師がをりました。
彼は、バベルの塔の林立が”都市”とでも云ひたかったのでせうか。

たしか、東京ではバブル景気のの後遺症が始まりだした頃でした。
ポスト・モダン、ポスト・モダンと浮かれたやうに騒がれ、
あらゆる分野に建ってしまった建物が、現在も尚、本当に建築自体の美しさを
誇ってゐるかどふかと思ふと、全国に広がった歪んだ都市化の罪を
思はない訳にはいきません。