Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

真夏日! (池波さん、 「食卓の情景」)

2014年07月11日 | 読書
昨日の関東地方への大雨注意情報で少しやきもきしながら

厳重に戸締り、多少の植木への配慮なんかも終えて 床に

ついたが、それらしい気配を感じることなく朝を迎えた。

地方によっては土砂崩れで痛ましい災害のニュースも流れた。

チョット薄曇りだった朝の後、じりじりと真夏日。一歩も

外へは出られない。窓から見上げる空は、ほぼ真っ青に近い。

再び 池波正太郎  「食卓の情景」
かなり古い本です。愛読書なんで茶色に変色して、この表紙は私のサインペンでの真似スケッチです。非常に汚れていてスキャンしても余りよろしくありませんで、已むを得ず。正太郎さん自身の絵はもう少しスマートに描かれています。

** 家庭料理 について書いている面白い場面。
「わたしの知っている若者が結婚したら、若い細君が支度をする朝食といえば、パンとハムエッグ、コーヒーのごときもので、「たまに味噌汁がほしい」というや細君が目をつりあげ、「あんな下等なものはダメ!!」としかりつけてきたそうな。 そんな時は茶ぶだいをひっくり返せ、、」だって。


×月×日  第1食 豆腐の味噌汁に納豆、卵の黄身だけ入れる。漬物は千枚漬けにたくあん。
×月×日  第1食 合鴨の焼き鳥丼 うまいので全部食べる。
×月×日  第1食 ベーコンエッグにトースト1枚 リキュール入りコーヒー2杯。

第1食ってのは朝食のことでしょうか。

** お菓子 について。
「私が子供の頃の昭和初期には洋菓子といえば、ドーナツとシュークリーム、カステラの3つしか
知らなかった。下町の子供たちにとってはシュークリームなぞというものは「泪がこぼれるほどに、、、。」高貴で、ぜいたくな菓子であった。」

それでも池波さんはその時期に「虎屋の「夜の梅」をはじめて食べて、そのうまさに目をむいたことがある。」と書いている。

やっぱり食通と言われる所以です。虎屋の羊羹 今でこそ知らないものはないくらいですが、昭和初期ですからね~。

気楽に読めて飽きない本。挿絵は白黒のペン書き6枚程度。
この所、池波正太郎にパルピテーション。昨日?だったか「鬼平犯科帳」もテレビで見てしまいました。胸にホロリとした余韻と情、底に流れる人情はこの人です。

テレビと言えば、金曜日の「秘太刀馬の骨」 藤沢周平 内野聖陽主演で第2回目です。
時代物?! 池波正太郎のおかげで今、はまっています。



**ブラックベリーの収穫
急に黒く色つきはじめて、毎日その黒い実だけをつまんでいく。
去年は少なかったが、今年は鈴なり? 冷凍保存してジャム、ジュースに。


** 今日だけでこんなにいっぱいです。
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2 コメント

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楽しみが・・・ (ヨッシー)
2014-07-12 08:29:15
池波正太郎さん 楽しみが増えたようですね 

台風も大したことなく 過ぎましたが 予定変更になってしまいましたね

あなたは読書   私は 整形へ なんだか前からのが急に ひどくなって 急遽お医者へ・・・坐骨神経痛 
すぐに どうこういうことは ないかな??天気具合もあるかな? いや 重いのが 一番影響だね

ブラックベリーも 収穫ですね やっぱり暑くなってきました
返信する
本の世界 (garnet)
2014-07-14 05:19:29
よっしーさま

一時、時代物凝ったのですが、
ずーと読んだ記憶なしで、また少し
はまりそうです。

品が良いですね。
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