Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

映画 「沈黙」 Silence と ケーキ作り

2017年01月26日 | 鑑賞 贈り物


1月24日
観たいと思っていた映画「沈黙」。偶然お訪ねしたお友達 O さまから
吉祥寺 オデオン座で上映していることを知り、ご一緒させていただく。
もう、何年も前に遠藤周作が連載していたこの「沈黙」を読んでいた記憶が
あった。
あらすじは殆ど記憶になかったが 「踏絵」をする部分はなぜかはっきり
頭に残っている。

あらすじはあまりにも難しく書くことは出来ません。

「沈黙」 1966年 発表  原作 遠藤周作 (1923~1996)
殉教を遂げるキリシタン信徒と棄教を迫られるポルトガル司祭。

 監督、脚本、制作 マーティン・スコセッシ 
 アメリカ、ニューヨーク生れ 1942年~ 74才
監督は1991年、生前の遠藤周作とニューヨークのホテルであっている。監督が追い続けていたテーマの重要部分がその沈黙にあった。 その時この「沈黙」の映画化をお願いしたところ遠藤周作は「実現するとうれしいね」と云われた。と語っている。 それからこの映画化に至るまで28年以上の歳月が流れている。

江戸時代初期のキリシタン弾圧を描き「神と人間」がテーマ。
現在の信仰のあり方の変化、徐々に薄れゆく日本の習慣や神の存在の有無にも疑問を抱く人が増えつつある現代社会に警鐘を鳴らしているようにも感じる。物欲と精神性。信仰を貫くかそれとも目の前の拷問に苦しむ人を助けるべきか、苦悩とそれにも増す自分としての矜持の中でもがきつつ、キリストの顔に足を、、、。苦しい時になぜ神は 沈黙 をするのか、、?
その苦しみの中から 自分自身の心の中の答えを出せ、、と悟らせるのか。

遠藤氏はキリスト信者が迫害に耐えつつ棄教した者の声なき声を沈黙のまま終わらせるに忍びないことも訴えている。 深く重く突き刺さる映画。

写真は フェレイラ神父役の リーアム・ニーソン
    「シンドラーのリスト」主演




         



** リンゴ・コンフィチュール
紅玉のリンゴを見つけて早速ケーキを作りたくなった。
煮ると真っ赤になる。(左) これとは別にリンゴを荒切りにして皮も一緒に
形を残したジャムがコンフィチュール又はプリザーブなんてよびます。(右)



** ケーキ 私流の長持ちする焼き菓子。リンゴとブラックべりー
ブラックベリーは庭で採れたものをジャムにしたもの。50分位オーブンで。
適当に切って溶けない粉砂糖を振りかけて紅茶と共に。





忙中閑ありでしょうか?
急に作りたくなったりします。 台所をごっちゃごっちゃにして一気に
焼くまでの段取り。レシピは何度かご紹介しましたので省きます。
作る人少ないですしね~。冷蔵庫に入れるとゆうに10日以上は持ちます。












コメント (5)
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読書 「マリーアントワネット」 と クッション

2017年01月21日 | 読書

1月21日
2017年も早、半分以上が過ぎ去りました。
相変わらずのラジオ体操のあと、お決まりのコースを歩く。今朝はチョット冷たい感じ。
でも、日中は暖かくなるらしい、、とは仲間たちの話であった。確かに。
帰ってから45代アメリカ大統領のトランプ氏の就任式のテレビを見る。今年前半の
興味ある出来事かもしれません。

** 朝日は後ろから。シルエットが美しい


** 帰り道の朝日はまとも(サングラスは必至)



** 読書 「マリーアントワネット」
 遠藤周作 1923~1996
東京生れ 11才でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。 フランス留学を経て1955年「白い人」で芥川賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追及する。「沈黙」は今映画化で話題。
遠藤周作がマリーアントワネットを書いていたことは全然知らなかった。アントワネット展を見た話を偶然神戸の友達と話していて、「もういらないから送ってあげる」と頂いた本。氏が60才前後の作かな? 上下合わせて800ページ弱の読み応えのある本であった。(新潮文庫)

「ストラスブールのパン屋で働く少女 マルグリット と同じく14才でオーストリアからフランス皇太子妃として輿入れするアントワネットを対比させながら断頭台の露となるまでの関わりを「フランス革命」と共に描かれている。片や生まれながらにしてオーストリアのハプスブルク家の皇女。貧しい小間使いのマルグリット。その輿入れの馬車のマリーアントワンットを垣間見るのである。それからはただひたすらに富めるものを憎みその憎しみに快感を覚えながら生きて行く。物語ではマルグリットはアントワネットに顔立ちが似ていることから「首飾り事件」に一役かっている。これは完全な詐欺事件でありながらアントワネットを益々不利な立場に追いやる。当時一般労働者の年間収入は12~20リーブル。その首飾りの値段?160万リーブル! 革命が起こるのも無理ないのでしょうか。たまたま起こりつつあった革命はこの時期勃発するのです。1793年ルイ16世処刑、その後アントワネット処刑。そして王政の完全廃止となるんです。で、、最後 彼女のギロチンを見る前までは快感で胸が高鳴っていたマルグリットですが処刑が終わった瞬間に限りなく涙を流すんです。カトリックの遠藤周作ならではの終章。」

** 藤本ひとみ  長野県生れ
西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説に定評がある。

** 「マリーアントワネットの娘」
兼ねてからアントワネットの子ども達はどうしたのかしら?といつも思っていました。
アントワネットは4人の子どもを産んでいる。ルイ17世がわずか10才まで。あとの二人は1才、8才でこの世を去っている。長女マリー・テレーズ内親王(1778~1851)は72才の生涯を送っている。10年近くをベルサイユ宮殿で過ごす。
両親と逃亡の道連れになったりタンプル塔に幽閉されたりの過酷な運命をたどる。塔の住人は17名であったが1794年にはマリー・テレーズ一人となる。ルイ16世の最後の別れに嘆き悲しみ失神したと言われる。

やがて1795年17歳の彼女はタンプル塔からオーストリアに向かい自由の身となる。1799年従兄アングレーム侯爵と結婚式を挙げる。色々な経緯の後1830年父から王位を継承したアングレーム侯爵は国王ルイ19世を名のり数分の間マリー・テレーズはフランス王妃となる。苦難と怨念の中で一度も微笑んだことがなかった彼女だが、王政復活によりフランスに呼び戻された1814からパリ市民の暴動によってフランスを追われる1830年までの約16年間、彼女は侯爵夫人、王太子妃としてフランスに君臨したのである。

** マリー・テレーズ
本からスキャンしたもの


もう数十年も前になりますがベルサイユ宮殿でアントワネットのバラを持つ美しい
肖像画に初めて出会ってから何度か訪れたベルサイユ、プチトリアノン、コンシェルジュリ。
フランスとドイツの境目ストラスブールの散策。ここで彼女は輿入れのための着替えをするのです。
何がひきつけるのかわからないまま今に至っている。事実は小説より奇なりでしょうね。
運命に逆らえない宿命の王妃。38才で命を落としたアントワネットでしたが娘のテレーズは
72才の生涯を生きて ちょっとほっとしました。今から262年前の事なれど。


         


** クッション 頭文字の刺繍をして孫にプレゼント。
過日上海の音楽祭で孫がおみやげにもらってきたらしい長めのスカーフ。
いらないからと置いて行った品。
美しい絹の光沢がもったいなくて中に羽毛を入れてクッションに仕上げた。


先ごろパソコンの不具合でインターネットが繋がったり、つながらなかったり
近くのスマホドッグに持ち込み調べてもらったが店ではつながるんですよ~。
すぐに113のドコモ故障に連絡すべきでした。NTTの調べでルーターの摩耗が原因で
今のしっかりしたコードに取り換え昨日無事復活。これは無料ですが普通の店では
しっかりお金を取られます。チョット失敗! ひかり回線をすべてドコモにしたので
113にすればよかったのに疎いわが身を恨みました。

寒い日は結構手仕事をしたくなる。読書もほどほどに。
雪の予報もチラチラと。



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「君の名は。」 映画  と オレンジピール

2017年01月13日 | つれづれに

1月11日
吉祥寺で所用を済ませて時間が丁度上映時間に間に合いそうで
柄にもなくアニメーションの映画を観賞した。
お正月息子たちの話を小耳にはさんで「観てみようかナア?」
と漫然と考えていた。

アニメーション映画をテレビで見て何度も泣いた経緯もあったりして。

「君の名は。」
 山深い田舎町に住む女子高生、三葉(ミツハ)、東京に暮らす男子高校生、瀧(タキ)。  心と体が入れ替わる不思議な夢の中の世界、、、とでも言うのか?
現実には3年前二人は何処かで一度会った記憶がよみがえるのですが、、。 でも何処であったのか、お互いがミツハになったりタキになったり、、。そのミツハに会いたくて探し求めた田舎町は3年前に彗星の片割れの隕石が落下、何百人もの人々が亡くなり、ミツハもこの世の人でなかった事実。
でも8年後就活する二人は東京のある石段の所で偶然再会!するんですね~。ミツハは赤いリボンで髪を結んでいたのです。
高校生の時も。その時も同じ髪のリボン。 ミツハとタキ??

あ~ァ、こんなむつかしい物語。(チョット前半一瞬居眠りしました。間違った解釈でしたらお詫びいたします)
音楽と風景描写がとても美しい。光と影。




** オレンジピールを作る
過日無農薬のオレンジを F さまから頂き暇をみて早速作ったのです。
今回皮はピーラーで少しむき、実は水に漬けて苦味をとる。
ひたひたに砂糖を入れゆっくり煮詰めます。(実の重さの70%の砂糖)



煮詰めた後、クックパー又はアルミホイルに並べて何日か乾くまでほって置く(私流)
ある程度乾いたらグラニュー糖をまぶし保存。(セロハン袋に一枚づつ入れて贈りものに)




昨日の寒さは格別でした。体操の後、いつものようにウオーキングをする
土手は霜柱が白く朝日にキラキラと輝きそれは美しい冬の景色でした。
帰りは朝日が昇ってくるのに向かって歩くので、サングラスは欠かせません。
本格的な冬の寒さはこれから。お風邪を召しませんようお祈りいたします。




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ダボちゃん、サヨウナラ。またね!

2017年01月09日 | Weblog
お正月2日から我が家に残っていた孫娘と愛犬の ダボちゃん。
卒業試験のバイオリン🎻の練習と新しい入社準備の資料作りに頑張って先ほど帰りました。

あい変わらず癒されて、老犬と老婆の一週間が過ぎました。
最近、猫のように結構クールな態度で写真を撮ろうとすると横向いたり目を閉じたり…⤵

** ダボ の色々
















今朝は雨上がりの散歩、長い時間をゆっくり楽しみました。💓
朝起きたら ダボのイラストとコーヒー☕がtableにありました。

(始めて、スマホからの投稿です。) 先生は孫娘。
コメント (2)
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佐藤愛子さんからの年賀状!  お正月つれずれ

2017年01月06日 | つれづれに

平成29年  1月6日

6時過ぎラジオ体操に出かける頃はまだ外は暗い。 公園に着き第二体操が
始まる頃には明るくなり遠く朝日が昇るシルエットが美しい。
肩の不具合でしばらくお休みをしていた体操を新年になって始めてみた。
無理をせずだましだましの再開となった。

例年より少しづつ少なくなってきている 年賀状 の中に大好きな作家の
年賀状が入っていた。  今年も変装した愉快な賀状である。
相手はお孫さんか、ひ孫?さんか?  「直接来たの?」ってお思いでしょうね。  
いいえ私住所は知りませんで「文芸春秋」を通してなんですよ~。(笑)
でも、喜ぶ私です。

佐藤愛子さんの年賀状


** ウイーンフィル ニューイヤーズ・コンサート (ウイーン、楽友会館)
毎年テレビのLiveを楽しみにしている。
指揮者 ミヒャエル・バイヤー (35歳と若い)


ホール内部




** 演奏会の最後の締めくくり 「ラデッキー行進曲」を観客と共に。 


** 「美しき青きドナウ」の演奏時に同時放送されるクラシックバレー。
ダンス


ダンス


ダンス

一度は現地で聴いてみたいこのコンサート。 夢 です。



ほっとした5日 「散歩しながらお茶しましょう!」仲間からの
お誘いで急遽吉祥寺で待ちあわせた。

** 「カフェ・ドゥ・リエーヴル うさぎ館」
井の頭公園の森の中にあるガラスの館。
フランスの田舎料理 ガレット、クレープの小さいけれどおしゃれな感じの店。
 (℡ 0422-43-0015)



** 内部の壁にはシンプルな飾りとドライフラワー。アンティ―ク調。
注文した「ラタトイュのガレット」二枚とサラダ、コーヒーをオーダーし、
3人でシェアして充分でした。




お正月の主婦の疲れをホットさせるにふさわしい 癒し の場所かも?
都会の喧騒から離脱できる空間です。 『ガレット』の焼き方はパリパリ。
来週からは本格的にすべてが 始動 しますね。

今年もよろしくお願いいたします。


コメント (2)
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平成29年度 おめでとうございます

2017年01月01日 | Weblog

       明けましておめでとうございます
           今年もどうぞよろしくお願いいたします




** 昨夜除夜の鐘を合図に就寝。 元旦の朝 9時にお雑煮でした。
それぞれの記念、思い出の 杯 と夫の簡単な年頭のあいさつ。
(クリックで、とに角テーブルに並んだおせちの物真似?)



  今年も良いことあるような、元旦の朝、晴れて風なし。   

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