Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

読書   池波 佐野 佐藤       他

2024年06月15日 | 読書


6月15日  土曜日

今日も暑い。 6月の暑さではないでしょう?
庭は 薔薇が咲き終わって その花柄を切るのもそっちのけ暑さ。
それをやったら二度目の花を付けるかも知れないが、ま、いいか❓



 佐野洋子 1938~2010 「100万回生きたねこ」等。
読んでると何だかハチャメチャな文章だけど 吸い寄せられる。「電車にのって見ていると若くてきれいな女の前に必ずジイさんがたっている。知らず知らずに吸い寄せられてゆく。前のジイさんはうろたえて、あいまいに礼を云ったりする。見ていて私は心の中で『ケッケッケッ』と笑う。バアさんは若い美男子に吸い寄せられては行かない。座るために行く。実用に走る。』  文の中に『男のチンチンなんぞ男の自由にしてやれよ』 というのがある.読んでいる者は快感と云っていいほどの感情だ。その言葉を紙に書いてトイレに張っておきたいくらいだ。」   これはエッセイスト さかい じゅんこの言葉。面白い!



池波正太郎 1923~1990 「原っぱ」「あるシネマドクト旅」「ル・パスタン」等現代ものが好き。挿絵がたまらなく良い。   この本は主に家族 父 母 猫 私が生まれた日等が書かれている。「連日の猛暑に食欲も失せた朝 色鮮やかな、漬け頃の茄子を辛子醤油で食べるうまさは、実に夏の快味。こんなものがどうしてこんなにうまいのかと不思議に思うほどうまい。小ぶりの茄子に辛子を付けてぷっつり嚙み切るときの醍醐味は筆にも口にも尽くせない」
食エッセイの達人でもある。これを読むと筆者でなくても食べたくなる!
** 彼は常々「小説は最初と最後の三行が大事」と云っている。最初の三行が何日も浮かばず書けずにいるがそれが決まると後はしめたもの。池波の文章は必ず花鳥風月があることんで素晴らしい。



佐藤愛子 大阪生まれ 日本の小説家 1923 11月生まれ 現在100才。
帯の裏側に描かれたいる文。  幸福は欲望の充足では決してないんです。
幸福とはなにか? いい時も悪い時も腐らず恨まず嘆かず、どんな時も平然としていられること。苦労を不幸の様に考えるのは間違いです。苦労を乗り越えるから自信が生まれるんです。「ない時はないように」
「それがナンだ」「あきらめる幸せ」「折り合いをつけること」「自分は一人で生きる覚悟」その他、、、。

***    現在の 佐藤愛子さん。100才にしてこの美貌!!***

** 草笛光子の映画化 面白そう!!


** 我が家の アナベル
これは 直系 20cmの立派な紫陽花。




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