Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

広岡浅子  気高き生涯

2016年02月13日 | 読書
中途半端になっていた読書、押せ押せになっていた新年会も

ひとまず終わりにして残り半分を読み終えた。

NHKの朝ドラで放送されなかったら、多分この人物を知らずに

いた。、、と思う。

*** 古川智映子(ふるかわ ちえこ) 
東京女子大文学部卒 「風花の城」「一輪咲いても花は花」「氷雪の碑」等

* 広岡浅子 京都の豪商油小路三井家の六代目の娘として生まれる。
* 広岡信五郎 両替商加島屋の後継者 浅子の夫
* 小藤 浅子の嫁ぎ先に共に来た実家の腰元
* 春  朝子の異母姉
* 広岡亀子 浅子の長女

江戸末期から明治・大正にかけての移り変わる中での物語である。
その中で浅子は20数年もそのままにしていた乳癌の手術に成功している。

 

*** 長尾 剛(ながお たけし)
東京生まれ 東洋大学大学院終了 「日本がわかる思想入門」「孫氏の兵法」「漱石ゴシップ」等
漱石に関する著書が多い。

* 広岡朝子 嘉永2年(1849~1919年)
彼女が生まれて4年後に幕末の動乱始まる (ペルーの黒船)
当然ながら私が生まれる以前に亡くなっている。つまり江戸時代最後の世代の人物。
この本に登場する知りうる人物に 村岡花子 市川房枝 津田梅子 渋沢栄一等がある。
史実に基づきながら書かれたこの本は教育に絶大な力を発揮しながら実業家としての
顔が大きいことをチョツト嘆いている部分があった。


*信五郎は若いころは趣味三昧の日を送るが常に浅子に寄り添い愛し感謝しながら
この世を去るのです。 因みに浅子より8才上。(左)
*浅子は「実業家」「教育者」「キリスト教徒」の三つの顔をもち
後年キリストの洗礼を受けている。唯一の著書「一週一信」があるとか。
座右の銘 「九転び十起き」(右)
信五郎さんはいかにも明治男の気品。  この時代の洋装はやはり上流階級のもの。



** 浅子の一人娘 亀子と養子の恵三(子爵一柳家の次男)
原作では母子は普通に仲良く娘夫婦がしっかりと後を継ぐことを
見届け「ばんざい!」をしながら71才で息を引き取るんですけどね。 



** 朝ドラ「あさが来た」
毎朝楽しみに見ているのは可愛らしい波瑠さんと玉木宏さん。
段々現代と錯覚を起こしてしまう。歯切れのよい関西弁も上手。
原作をどのように脚色されていくのかも興味が尽きない。
上記の二冊の本を読んで浅子の顔がよく見えてきました。常に
前向き、考えるよりすぐに実行したくなる行動力、財力。支える
周囲の実力者、やはり並の人ではありません。

 朝の空を見上げて、今日という一日が笑顔でいらえるように
そっとお願いした、ときには雨もふって涙もあふれるけど、
思い通りにならない時はあしたがんばろう~~

[写真は 「広岡浅子 気高き生涯」よりスキャンしました] 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デジブック 『この美しきもの』 | トップ | 世界らん展 2016  東京ドーム »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しみ (ヨッシー)
2016-02-15 08:38:59
いつも 朝ドラを見て楽しんでます
ここでまた 細かい解説をしてもらい そうなんだと・・・
ドラマの内容が益々 楽しめて・・・本も読まないでも
内容がよく分かります  

こんな時代から 先を読み 頑張っていく人が やっぱり 素晴らしいね

その説明を   いつもありがとう

朝ドラ (garnet)
2016-02-17 22:29:45
ヨッシーちゃん

朝ドラはどちらかと言えば
関西系がヒットしますね。
そしてそれによって知らない
人物を知ることが出来て。
15分というのもいいかも?

読書」カテゴリの最新記事