I. 現世利益を追求する宗教原理主義
旧約聖書を根拠に正当化された大虐殺がこの21世紀の現在パレスチナで行われていますが、人権やコンプライアンスを執拗に追及するメディアが大人しいままである事に違和感を抱く人も多いと思います。どのような宗派であっても「敬虔な宗教者」は人殺しや盗み、詐欺などしません。
聖書を持ち出して虐殺を正当化するネタニヤフ首相(世界では誰も納得してないけど)
ISISなどの「イスラム原理主義」、ファンダメンタリストと言われる「キリスト教原理主義(一部福音派?)」、現在のイスラエルの体制である「シオニズム・ユダヤ原理主義」と、「敬虔な」ではなく政治と結びついた「原理主義」と表現される派閥は、「政治」という「現世利益」、我欲煩悩に結び付いた利益誘導に結び付く政策に宗教教義を利用している連中の事を指すと考えます。現代宗教を含めて、キリスト教やイスラム教などもせいぜいこの二千年内に普及した宗教というのは信者獲得のために「現世利益」をどこかで教義に含めることが多く、その都合の良い「現世利益」のみ強調して活動することで信者以外、時には本来の魂の救済を信じて活動している「敬虔な信者」にとっても極めて迷惑な存在となることが多いのです。虐殺や略奪を正当化する宗教など存在しないのですが、「我欲煩悩を達する目的」で宗教全体の教義のごく一部のみを強調して「虐殺」や「略奪」を正当化し、それを宗教の名のもとに行う「悪者」が歴史のいつの時代にも存在してきたのです。彼らは批判に対して「信教の自由を侵害するな」などとあたかも自分たちの行いが「信教に基づく正当なもの」である如く主張しますが、「我欲を満たす目的」なだけであり、騙されてはいけません。「我欲を満たす」目的と関係なくなった途端に彼らは主張しなくなるので見分けは簡単です。
難民キャンプ爆撃を公式に認めるイスラエル軍広報官。国連の人権担当弁務官も抗議の辞任
私は、納得できる常識的な範囲での「浄財」は許されますが、それを超えるものは全て「邪教」と断定します。医師を長年やっていると「神の存在」を皮膚感覚で実感する機会が度々ありますが、それらから言えることは、「神の教えは現世利益とは結び付かない」ということです。神は現世利益に対しては「厳しい」し、「関与しない」ものですが、「魂には優しい」というのが実感としてあります。
II. 西側諸国で喧しい終末論
イスラエルのネタニヤフ首相は聖書を持ち出して現在の戦争につなげています。それが聖書に記された世界最終戦争、核戦争になるのではないかと恐れる人も増えています。日本のメディアはガザの虐殺に対して「世界で抗議が広がっています」と他人事扱いですが、日本政府はイスラエルを公式に支持してしまっているので、メディアからも抗議の声をあげないと日本人全体がイスラエル極右政権支持の様に誤解されかねません。アル・ジャジーラはニューヨークのユダヤ系市民、イスラエル国内の人々を含む世界中の人たちがイスラエルの侵略戦争に反対していることを報じています。
心あるユダヤの人達は戦争反対である。
III. ウクライナ・ガザ虐殺記念館
Time最新号は「ゼレンスキー大統領ほどウクライナの勝利を信ずる者はいない」という特集を組んでいますが、一見ウクライナ勝利が近いのかを間違える見出しながら、内容を読むとウクライナ軍の犠牲が余りに多く、西側の支援も枯渇し、すでに補充する兵もいない現状が紹介されています。最近は攻撃命令を無視する前線の兵士も増加し、ロシア軍は特定の信号帯をウクライナ兵の投降用に開けており、すでに1万人以上が前線で直接投降したとも言われます。つまりTime誌の特集は「すでにウクライナの勝利を信じているのはゼレンスキー大統領だけである」と読み替える事ができます。
ガザの虐殺は生中継で数えきれない証拠が世界中に広がっています。イスラエル政府の意図的無差別殺戮も証拠に残っています。イスラエル国民からも支持されていない今回の戦争は「イスラエルの敗北」で終わりますが、同じくウクライナ敗北で終了するウクライナ戦争を含めて、今回の悲惨な戦争は戦後「記念館」として保存展示されることになるでしょう。ウクライナのマイダン革命における悲劇、オデッサのロシア系住民虐殺、バフムトやマリウポリの戦闘における市民の犠牲者(基本的にドンバスに住むロシア語圏の人達)が展示され、後世に教訓を残すことになるでしょう。イスラエルを旅行した際に、ホロコースト記念館を訪れましたが、同様の記念館がガザにも開設されるでしょう。後世のユダヤ人は修学旅行などでガザ記念館を訪れて、「シオニズム原理主義者」が「煩悩に基づく現世利益を目的に犯した罪」について反省させられ、「敬虔な宗教信者」はどうあるべきかを改めて考えさせられることになるだろう、と私は信じます。
エルサレムのホロコースト記念館 ガザやウクライナにもできるだろう。
「国が起きる時は、民の声に耳を傾け、国が亡びる時は、神の声に耳を傾ける」
みたいな趣旨の言葉が。
その通りになりつつありますね。
今朝のテレ朝newsのタイトルが何とも過激で、
しかも内容がイスラエルの一方的で無差別の暴力を告発するという、
軍事的にはパレスチナのハマス側が負けているが、政治的には大勝利と言うか、アメリカやイスラエルの致命的な大敗北を喫するという、アッと驚く大ニュース中の大ニュース
今まで情報宣伝戦で連戦連勝していた欧米リベラルメディアと言うか、世界帝国アメリカの権威や信用力が丸つぶれ。勝敗が決したようです
マスコミの情報戦で、雪崩的と言うか、地殻変動が世界規模で起きているのです。
10月11日、日本では東京渋谷のハチ公前でエマニエル駐日アメリカ大使(イスラエルとの二重国籍)やコーヘン駐日イスラエル大使がイスラエル支持(ハマス糾弾)集会を開いていたが、
同時期にワシントンでも即時停戦(ガザの無差別殺戮と破壊の停止)を求めるパレスチナ支持のデモに対して
イスラエル支持のデモ隊側から「恥を知れ」の連呼が行われる何とも不思議な展開に。イスラエル支持派は即時停戦に断固反対なのですから?ガザへの報復攻撃、イスラエルの大虐殺を応援するなど鬼畜の所業。これは必ず負けます。
現在はアメリカ議会公聴会にまで手を赤く塗った「即時停戦」のデモンストレーションが行われているが、世界の風向きは完全にイスラエルではなくパレスチナ支持に変わっている
そもそも伊勢崎賢治でなくとも武力衝突で多数が犠牲になっている現状では、何をおいても先ずは「即時停戦」が人道上当然の大人の常識であり、去年2月24日のロシア軍ウクライナ侵攻の不思議な騒動勃発でも、失敗はしたが、即座にウクライナとロシアの停戦協議をベラルーシ南部で行っています。
決着は20世紀は戦場だったが、21世紀ではプロパガンダ合戦が主戦場で、関係者全員の話し合いで決着する。そして、最後は一人一票の選挙(全住民の総選挙)しかないが、ウクライナでもパレスチナでも結果は同じで、アメリカやNATOイスラエルは勝てません。必ず負けますが、
最後の最後に
「アメリカは勝つために原爆投下」民間人の犠牲を容認か…イスラエル軍地上作戦を拡大
とのテレ朝news による悪魔のストーリーが現実化するかも知れません。ヨハネ黙示禄では人類滅亡の時にイエスキリストが再臨することになっています
ていうと、日本では某S学会や統一教会がその典型ですよね。
統一教会のあがきを見ると、そりゃ、凄い抵抗なので、厄介ですし。
某S学会も、昔は「暗殺」とか駆使してたとかいないとか。そんなことで離反した末端の信者も多いとか。
国家レベルの「現世利益を追求する宗教原理主義」てなると、日本では「通俗道徳~自己責任論」。あとそれに居座る「天皇」ってのも実は近いと思う。
もう少し考えると「自己責任論~通俗道徳」が、「現世利益を追求する宗教原理主義」の母体なり苗床に成っていると思えます。日本ではそういう感じが強く思います。
二三の私見を書いてみました。