rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

テキサス州自衛権発動

2024-01-28 11:15:39 | 社会

日本ではあまりニュースになっていませんが、米国では余りの不法移民の多さにメキシコと国境を接するテキサス州では「不法移民」を「外国からの侵略」と考えて独自の警備増強策を講ずる決定をしました。

I.  テキサス州独立?

ブレグジットに合わせてテキシットか?とテキサス州の連邦からの独立を報じるニューズウイークの記事

次期大統領選挙は民主党劣勢が明らかで不法移民にも市民権を与える大統領令の有効期間が迫っていることから、現在が最後のチャンスとばかりにメキシコ経由の不法移民が雲霞の如く毎日押し寄せており、大問題になっています。米国は連邦国家であり、それぞれの州が準国家として独自の法律を制定し、外交など憲法に規定された内容について連邦政府に権限移譲している形態を取っています。江戸時代の幕藩体制に近いかも知れません。だからそれぞれの州は独自の自衛権を持っており、州を守る州兵がいて、民兵(ミリシア)の合法体系化されたものとも言えます。幕府軍が各藩から集めた兵を幕府軍として使う様に、州兵は米軍として国外に派遣されることもあります。その意味で州知事は藩主の様な莫大な権限もあると言えるでしょう。

アボット州知事の自衛権発動宣言と、それを支持する多数の州たち(赤色)(50州のうち27州が支持。米国の大勢はすでにバイデン政権ではない

テキサス州は独自の国境強化策として有刺鉄線を国境沿いに張るなどの処置を始めたのですが、連邦政府はそれを阻止する行動に出ようとしました。テキサス州は自衛権を発動して連邦政府の行動を阻止。それに対して連邦政府はテキサス州からの液化天然ガス輸出を制限するなど外交貿易という国家権限による制裁を加えてきました。しかしLNG輸出制限はロシアからのガス輸入を絶たれた欧州経済にさらなる打撃となり、ガザを制圧して地中海ガス田を利用するネオコン・グローバル陣営がバックにあるイスラエルの「悪だくみ」が頓挫する中、バイデン政権には益々マイナスになって行きます。

政権側の制裁はLNG輸出制限だが、ロシア制裁と同様もろ刃の剣どころかかえってマイナス

 

私は5月にテキサス州で行われる全米泌尿器科学会に参加する予定なので、ダラスやサン・アントニオの様子を見てこようと楽しみにしています。

 

II.  小国が世界の勢力図を変える

 

南アフリカはICJの決定を受けて、英米の裁判所にイスラエルの武器輸出が違法であり、差し止める訴訟を準備していると言われます。

イエメンではフーシ派が紅海のイスラエル関連の船舶に攻撃を加え続けており、米軍による攻撃にも関わらず紅海は封鎖の状態になりつつあります。長年闘争を続けてきたイエメンとサウジはすでにサウジが手打ちをしており、米軍のトマホーク程度ではフーシ派の意思を変えるほどのダメージは一切ないのが実情です。実質紅海を通過する船舶には保険が付かなくなるので、全ての船舶を破壊などしなくても封鎖の効果は出ます。イランは海中ドローンを装備し、イエメンも使用可能であるため、米海軍は近づけない状態で、バイデン政権は中国に何とか説得をと泣きついているのが現状です。

フーシ派の攻撃に降参状態の米国は、中国に何とかイランを説得して、と泣きついている。

 

III.  感染症Xが最後の手段?

WHOの指示に無条件で従う条約締結のデッドラインは5月ですとダボス会議で名言するテドロス氏  DiseaseXのワクチンを開発中と伝える英国SKYニュースの記事

 

今年のダボス会議は昨年ほど話題になりませんが、グローバル陣営がじり貧なので仕方のない事でしょう。その中でコロナより致死率の高い「感染症X」が5月ころから必ず流行ります。という宣言が出されています。ウクライナ・イスラエルが敗北し、トランプ政権が成立する今年、これらを転覆させる最後の手段が強力な感染症による世界的緊急事態、「コロナ騒動よ、もう一度!」以外ないのだとは思います。JN1など新しい株の新型コロナがどのように世界に流布・流行するかというシミュレーションは実行済みではありますが、彼らが期待するように「感染症X」がふるまってくれるか怪しいものだと思います。ダボス・グローバル陣営というのは、金でメディアを支配する能力は一流ですが、科学を支配する力は3流というか、元々「我欲煩悩の奴隷でしかない連中の集合体」にすぎない集団なので「粗が目立ちすぎ」であり、「神の領域に近いことは思い通りにはならない」事が戦争や感染症の騒ぎで証明された様に思います。


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4 コメント

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Unknown (山童)
2024-01-28 18:36:17
こんにちは。ご無沙汰してます。
連邦政府の国境警備隊と、州兵が睨み合う状況では、
かつて公民権運動時代に、黒人学生の入学を巡り、
大統領が空挺師団を派遣した事件に匹敵するでしょう。ここで偽旗でも偶発でも発砲があると、米国内戦に繋がりかねない!
テキサス州兵団は常備軍18000名。その数倍の予備役を持ち、特殊部隊からF16やF15のミサイルキャリア部隊、ドローン部隊にサイバー部隊まで持っている最強の州兵団です。メキシコ麻薬戦争の影響で年々に増強され、ほぼ一国の戦力とされてます。
ヤバい事に第2の最強部隊てあるカリフォルニア州も、
ジェファーソン州独立を目指すミリシアの拠点。
そして、テキサス州の州兵警備には、実は15州だか20州だかが州兵を派遣している!
これら州は海岸沿いの大都市(民主党基盤)に対して、実は電力、食糧、水道、パイプラインなどの
元栓にあたる地域で、必要なら大都市のインフラの元栓を締める事が出来る!
例のトランプ対抗馬の女性は、福音派が票田のトランプ以上の親イスラエル派です。
トランプはイスラエル支持を強めても、参戦はお断りでしょう。商売人ですから。たが、彼女はためらわない可能性がある。
当然にユダヤ資本が大統領選挙に金を出すでせう。
そこで共和党代表が彼女になれば良いが、そうでない場合、もう「トランプ暗殺」しか止める手はなくなる。偽旗かどうかはともかく、「未遂」でも事件が起きればミリシアが蜂起するかもしれない!
実は内戦の危険は思ったよりあるかと。
南北戦争みたいな事にはならぬでも、万引き容認法案で大都市から大手小売が撤退し、物流が混乱してる。
Amazonの輸送車が襲撃されたりしてますから。
それら盗品の売買にギャングが絡んでいるかと。
今後、大手小売の撤退で、ギャングが盗難の手を組織的に郊外に移した場合、郊外を根城にするミリシアとの衝突の危険は高まる!
そうした時に、複数の地域で暴動が起きれば、最終的には連邦政府の陸軍は、各地の州兵団に命令を発さざる得なくなる思いますが、そうなった時に州兵団は
陸軍の命令に従いますかね??
従わない場合、連邦政府軍は鎮圧しなければならなくなるが、そうなると………。
シビル・ウォーという映画が公開予定だそうですが、
タイミング良すぎて怖い!
米国で内戦または大混乱が起きた時に、まぁバイデンらは「大統領選挙を非常事態として凍結」するとか。
それにミリシアが黙っているかどうか??
これ日本にも直接的に影響する大事態なはずだが
ほとんど報道されないのは、日本の報道が民主党のプロパガンダ機関と化してる証明な気がする。
ロシアか地球のハイウェイに! (ローレライ)
2024-01-28 21:10:41
イエメンのピケットてロシアが地球のハイウエイとなった。
パンデミックとトランプ (セコイアの娘)
2024-01-29 09:45:05
5月のテキサスからの生情報、楽しみにしています。
未確認情報なので、そのつもりで読んでください。
一説に、コロナパンデミックは、当初2025に発動すべく計画されていたという噂があります。
前々回の大統領選では、ヒラリーを当選させ、彼女に二期大統領をやらせるとの計画が頓挫したために計画を早めたというものです。目的は、トランプ降ろし。
どこまで本当なのか、眉唾ではありますが、ワクチン騒動の杜撰さを考えると、ありえない話ではないのかなと思います。
個人的には、トランプか、バイデンかという最悪の二択にはゲンナリですが、一点だけトランプに価値があるとしたら、彼に対するバッシングが止まない、どうしてこれだけ叩かれるのかということ。奴らにとって、不都合な何かを彼がもっているからなのだろうと思います。
福音派がバックについており、ネタニアフと近いトランプ、パレスチナのジェノサイドを止めることができるでしょうか???
大金持ちのグラマー美女大好きの暴言王 (宗純)
2024-01-29 16:54:23
個人的に嫌いなのは分かるが、トランプバッシングが止まないのが不思議すぎる。
到底、合理的な説明が付かないので、トンデモナイ不都合な何かを彼がもっているからなのだろうと思います。

テレビ朝日ニュースで
コロナ発表2週間前に解析終了か 「中国の研究員が米政府と共有」
[2024/01/19 11:42]
ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、中国の政府系研究所に所属する研究員が、2019年の12月28日に新型コロナウイルスのほぼ完全な配列をアメリカ政府のデータベースに上げていたということです。
アメリカ下院の委員会が保健福祉省から入手した文書を確認したとしています。
当時、中国政府は武漢で発生した病気を「原因不明」のウイルス性肺炎としていて、初めて新型コロナとWHOに伝えたのはおよそ2週間後の2020年1月11日でした。(抜粋)
世界中のメディアや有識者が「デマだ」笑った、トランプの「中国ウイルスだ」とのお馬鹿な妄言が、実は真実だったとの怖すぎるオチ。これは駄目です。

イスラエルが3カ月3万人弱を殺して大騒ぎになっているが、コロナで死んだ人数は日本だけでも倍以上。アメリカや世界ではトンデモナイ規模のジェノサイド

それにしてもトランプの対抗馬が2016時点でも副大統領バイデンが無理だとして戦争屋の評判が悪いヒラリー国務長官を立てて負けたのに、4年経ってもっと老化が進んでいる居眠りバイデンを再利用する不思議。しかも刑務所ビジネスのカマラ・ハリスとの最悪の正副大統領コンビ。郵便投票のような露骨な選挙不正をしない限り、現職で人気があるトランプに勝てる人選ではありません。

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