rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

韓流ブーム・反韓流ブームに思う

2011-08-10 23:58:44 | 社会

現在反韓流ブーム論がネット上を賑わせています。確かにNHKまでもしょっちゅう韓国ドラマを流しているし、歌番組もk-pop歌手のたどたどしい日本語の曲ばかりが流れています。

 

「作られたブームであって実際のファンなど大していない」という声もありますが、どうもそうでもないように思います。というのはわが家の女性軍(家内と娘)は韓流ファンで近所の韓流大好きグループとコンサートやイベントによく出かけているからです。家の中は韓流スターのポスターが至る所に張られているし、テレビやDVDも韓流だらけです。娘は大学生ですが、すでにハングルは読めるようで、会話も少しはできます。「あなた在日?」と聞かれたこともあるとか。理系ではありますが、その特技を就職に生かして見たら、と思います。

 

「韓国は国を挙げて文化を輸出している」というのは本当だと思いますし、「日本のマスコミ、芸能界には在日朝鮮人の表裏様々な勢力が抜き差しならぬ力を持って介入していてある程度言いなりになっている」ことも事実でしょう。戦後日本の朝鮮人達が「自分達は戦勝国の一員」と勘違いをして暴虐の限りを働いたことに対してマッカーサーが「君たちは戦勝国でも敗戦国でもない第三国の人員だ(からちゃんと秩序ある行動をしなさい)。」とたしなめたのに、そのまま日本の表・裏社会にそれなりの経済力を持った勢力としてあり続け、政界にもそれなりの経済的支援をして影響力を持ってきたという事実を日本人が知らなさすぎるだけだと私は思っています。

 

前にもブログに書きましたが、朝鮮の人達がフィリピンやインドネシアなどの他のアジアの人々と同様に「自分達は戦勝国でも敗戦国でもない」ことを自覚して植民地から解放されて新たな自主国家作りに真摯に向かったならば、南北朝鮮は遠の昔に統一されていたことでしょう。戦後の南北分断・信託統治を連合国に抗議し統一を希望した人達がもっと力を持っていれば、或いは朝鮮戦争を戦勝国同士の代理戦争としてでなく、他のアジア諸国と同様の(植民地的傀儡独立状態からの)「独立戦争」ととらえて戦っていればと私はつくづく思います。

 

明治以来の日本の発展は、朝鮮の人達にとってあこがれであったことは明らかで、しかも日本が朝鮮を併合してしまったことで「あこがれ」が「憎しみ」に変ってしまい、それがずっとルサンチマンとしてあり続けて戦後も日本が気になってしかたがない存在になってしまっていることは否めないと思います。嫌いなら嫌いで国交などせずに放っておけば良いのに、と思うのですが日本の一挙手一投足にいちいち過敏に反応してデモをしたり国旗を焼いたりしてしまうのですな。しかも韓流ブームを起こさせてわざわざ若いスター達に日本語で歌を歌わせたりと韓国の日本に対する「気になり方」は大変なものだと思います。

 

戦前、日本がアジアに雄飛していた時代、我々日本人はもっとアジア諸国に対して関心を持っていたように思います。現代の日本人は英語はある程度理解できる人が多いでしょうが、アジア諸国の言葉を話せる人がどれくらいいるでしょうか。戦前は中国語や朝鮮語を話せる日本人はもっと沢山いたと思います。私の母は朝鮮の大邱(たいきゅうーテグとは言わない)生まれですが、祖父は当地で弁護士をしていましたし祖母もある程度朝鮮語を話せたようです。自分のひ孫が朝鮮語を話せると知ったらきっと喜ぶように思います。

 

私は子供たちに英語以外にも中国語とかロシア語とか何か一つは日本と関係が深くなるであろう国の言葉を勉強するように話しています。それは中国のエリート医師達との交流で彼らが日本語も英語も話せたりすることを目の当たりにして世界的な視野を持って活躍するには語学が大事なのだと感じたからです。勿論最も大事なのは母国語であることは間違いありませんが。

 

娘も盲目的に韓流ファンという訳でもないようで、「あのグループは反日だから来ない」とか「k-popも乱造しすぎて質が落ちてきている」とかかなりシビアな目でみています。韓国のドラマは80年頃の昔の日本のドラマっぽいとか感想を述べているので日韓の文化比較とか社会経済の発展具合の比較とかの勉強になればそれはそれで良いのではないかと感じています。

 

中国や韓国が日本を侵略しているだのと危機感を煽っている諸兄は、是非中国・韓国社会にもっと関心を持って自らその国の言葉を勉強して逆に(ネット上でも良いから)乗り込んでいって対決(日本人の考え方を広める)するようにしたらどうでしょう。彼らも日本に関心を示し日本語を苦労して習得して乗り込んで来ているのですから。


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