第一次大戦後空軍の所持を禁じられたドイツがドイツ帝国として空軍を復活させた際に始めて正式の戦闘機として採用されたのがHeinkel 51でprototypeは1933年にGunter兄弟により設計され、派生型のB型が1936年から採用されます。同年から始まったスペイン内戦にフランコ反乱軍のナショナリスト派に計135機がコンドル軍団などとして派遣され、A.GallandやH.Trautloftらのエースが誕生しました。エンジンはBMW750馬力、最高速度は330km/h、航続距離は750km、武装は7.7mm2丁でした。初期においてはソ連から派遣された旧式の戦闘機には優位だったものの性能が向上したポリカルポフIー16などには適わず、ドイツは新型のメッサーシュミット1Bf109を急遽採用して対応しました。結局ドイツ軍の戦闘機としてはHeinkel He51は大戦で活躍することなく役目を終えます。
新生ドイツ空軍の初正式戦闘機として認定されたHe 51 スマートにはなったが複葉機で羽布貼りの胴体
モデルはウクライナのICM製で古い金型ではないのですが組み立ては日本製のプラモの様には楽ではなく、例に依って複葉機の羽の取り付けには苦労します。リグはミシン糸と0.2mm真鍮線、引き延ばしたライナーで張ってみましたがどれも一長一短、ネットなどで美しくピンと張ったリグで作っておられるモデラーの作品を拝見するときっと苦労して作ったのだろうと感心します。塗装は下面がライトブルー、上面ペールグリーンとフィールドグリーン(ダークグリーンで代用)、ミリタリーブラウン(レッドブラウンで代用)の3色迷彩にし、1938年GF Peres少佐の乗機とされるものにしました。昔作ったHeinkelの次世代戦闘機Heinkel He112 (Heller 1/72) と並べてみました。Heinkel特有の円形翼でSpitfireにも影響を与えたとも言われる流麗な戦闘機でしたが、結局メッサーシュミットBf109が量産に向くとされて採用される事がなかった機です。
模型はスペイン内戦時のナショナリスト軍側の機体 Heinkel社の後継新型戦闘機He112との比較
He112はHe70や爆撃機He111に採用された円形翼が特徴的で高性能とされたが不採用
デカールがとても美しい。あらためて(スマートな機体だと)複葉機って
優雅なフォルムだなと感心しました。
妙に近代的なデザインだと想うたら、もうスペイン内乱に投入されていて、一次大戦期でなく戦間期の飛行機なのですね。
あと記事違いですが、他の記事でグレートリセットを知り、あわててAmazonに注文したところです。感想は読後に改めます。
ワクチンが地球規模の実験室になる話は、先生だから書ける記事で、
今回の記事と嫌な符合性を持つような気がします。ともあれ一読後に回しますけれども。
こういう時に大空を優雅に飛ぶ飛行機の写真は、濁った気持ちを清々しくしてくれますね。今回も実機写真より、先生の作品の方が美しいし、
リアルに見えしたよ。では。
Great resetに対抗するのはGreat awakening洗脳からの新たな覚醒というムーブメントもあるようです。どちらが勝つか、覚醒が勝ってほしい所ではあります。