rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Curtiss SC-1 Seahawk 1/72 SMER

2020-06-08 18:43:21 | プラモデル

第二次大戦の始まりと共に、米海軍の巡洋艦以上の艦船に観測機として搭載されていたCurtiss Hawk複葉水上機が、低翼単葉で二人乗りのVaught Kingfisher OS2Uに変わりました。しかし性能的に不十分であったため、海軍はCuriss社に次世代の独り乗り、フロートが一つで戦闘機としての性能も期待できる水上機の開発を命じました。1943年3月に登場したのがCurtiss SC-1 Seahawkで44年から実戦配備されることになります。1946年までに陸上型を含め、577機が作られて配備されました。1,650馬力9気筒ライトサイクロンエンジンを搭載し、翼内に12.7mm機銃2丁、800発の弾丸を擁し、100kg爆弾2発搭載可能で、最高速度は465km、航続距離は1,045kmでした。独り乗りながら操縦席の後方は十分余裕があり、海上に墜落したパイロットの救出などに幅広く対応できました。水上機として非常に高性能であり、戦闘機としての飛行性能も良好であったものの、大戦後既にこの手の水上機の活躍する場は少なく、ヘリコプターなどに取って代わられる運命にありました。爆弾架に海上レーダーを取り付けた機体もあり、今回はそれを作成しました。

Curtiss Seahawk実機   1945年当時の塗装を再現

モデルはチェコのSMER製で、比較的最近のモデルであり、デカールの出来も良好でした。1945年USS IOWA搭載のSeahawkを作成。設計図には説明がなく、箱絵に塗装の説明があったので後から追加されたバリエーションの様です。上面はNavy blueとIntermediate Blue(air-superiority blueを使用)の2色からなり、下面は白です。大きさの比較に同時代活躍したアベンジャー(英国名ターポン)と並べてみました。共に大型機であることが分かります。

 

コメント (2)
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