rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

DH Mosquito Mk XVIII Airfix 1/72

2020-06-22 07:49:47 | プラモデル

第二次大戦中の数多くの双発爆撃機の中でも多用途機として最も成功した物として名高いのがデハビラント・モスキートであることは異論がないでしょう。エンジンなど一部を除いて全木製でありながら時速640kmという他の戦闘機では追いつかない高速を達成し、加えて優れた操縦性を生かした低空からの精密爆撃で数々の戦功を立てています。爆撃機として設計されたものの、予想以上の性能から多用途機として戦闘機、爆撃機、戦闘爆撃機等の派生したタイプがあります。元々非武装にして機体を軽くし、高出力のエンジンで高速爆撃を達成していたのですが、片肺エンジンのまま上昇して宙返りまでできるという馬力の余裕と運動性能を生かして7.7mm4門、20mm機関砲4門を備えた高速戦闘機型も活躍しました。また精密爆撃の能力は夜間爆撃におけるパスファインダー(先行爆撃して目標を照明爆弾で照らす)として多くの活躍を残し、しかも爆撃機としての生還率が最も高いという評価を得ています(出撃回数の多さから結局犠牲も多かった)。その様な多くの発展型を残す中に機首に25発の自動装填6ポンド砲(57mm Molins gun)を装備したXVIII型があります。Uボートや船舶攻撃用に作られた機体ですが、他の成功した型ほどには活躍できなかったようです。それは自動装填の6ポンド砲の不具合や57mm砲が航空機から撃つには大口径すぎたこと、また艦船には6ポンド砲ではやや非力すぎることがあったようです。むしろ翼から発射されるロケット弾の方が破壊力があったようです。

57mm砲を実装した実機         モスキートXVIII 砲は少しわかりにくいかも

モデルはやや古いAirfixの金型ですが、6ポンド砲を装備したMk.XVIIIに改装できるモデルはこれしかないようで希少です。夜間戦闘機のMk II、戦闘機型のMk. VIがデフォルトで、248航空隊のMkXVIIIにするには機首を大きくカットして別のノーズを付けねばならず、若干のパテ作業が必要です(拡大で見るとやや粗かったです)。中学生の頃に作った爆撃機型ハセガワの1/72と並べてみました。さすがに中学の頃よりは丁寧に作ったかな。

ライトグレーとダークグリーンの迷彩    昔作った爆撃機B型(大破しないでよく残ってた)と並べてみました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする